機関紙「自治労府職」

 2000年6月21日号

府労連夏季闘争  夏期手当(2・05月分)6月30日支給
  家族休暇の改善・通学職免の免除 到達点を確認し妥結

府労連は、6月1日の太田房江知事との第1回団体交渉以降、折衝・交渉を重ねた。15日の人事室長との第3回団体交渉終了後、田渕委員長は総務部長に「重点事項」の実現を強く申し入れた。
 15日、午後3時からの決起集会を背景に、総務部長との事務折衝を経て、午後6時15分から第4回団体交渉に臨んだ。
 総務部長は「府労連の強い要求を踏まえ」重点事項をほぼ受け入れる前進回答を行った。
 府労連は直ちに闘争委員会を開き、今季回答の評価と妥結の方向を確認。20日には中央委員会を開き、今季闘争の妥結と今後の協議促進を確認した。


新人事評価システム試験的実施
府労連節々で意見提起

新人事評価システム導入(案)を昨年12月、当局が提示して以降、府労連は成績主義の導入につながる同案は断じて容認できないなどとして、導入反対の態度を明確にして当局との折衝で同案の矛盾・問題点を指摘しながら、撤回に向け取り組みを強めたが、当局はあくまでも今年度の試験的実施を行うとして準備を進めている。
 一方的な実施を許さないため、府労連は様式の一部変更などを行わせ、5月29日には知事に試験的実施にあたっての申し入れを行い、同案の準備・検証などあらゆる段階で意見交換を行うことを確認した。

 手引き・チャレンジ シートの配布
 人事室は、府労連に評価者用の「新人事評価制度(試験的実施)の手引き」と全職員配布用の「新人事評価制度(試験的実施)の概要」を提示。26日には全所属長(300人)への研修を行うこと、また、全職員には「概要」と「チャレンジシート(目標設定表)」を配布することと試験的実施の日程もあわせて明らかにした。
 府労連は、研修の実施と「手引き」に関して別記(3面掲載)の点で、あらためて問題提起をしながら検証の場で意見交換を行うとし、「評価基準一覧表」を人事室のホームページに掲載することも確認した。
 府労連は今後、試験的実施の節々で当局との折衝を行い、問題点の意見を反映するため、各単組に意見集約を求めている。

 アンケートで 意見集約

 自治労府職は、組合員アンケートで試験的実施に対する職場の声を集約し、検証の場で反映できるよう取り組みを強める。
 職場での取り組み・問題点の把握が、検証の場の大きなバックデータになります。組合員皆さんのご協力をお願いします。また、自治労府職ホームページにもご意見をお寄せ下さい

熱弁大阪5区・稲見さん演説会に1200人
政権交代の実現に向け

“エンヤコラセー ドッコイセ”河内家菊水丸さんの「稲見哲男を国会へ送り出す河内音頭」が淀川区のメルパルクホールに響き渡る。6月14日夜、稲見哲男必勝に向けた大演説会が開かれ、稲見候補を国会へ送るため支援の輪をさらに広げようと1200人の支持者がホールを埋め尽くした。
 大阪5区総合選対会議の西川徳男議長のあいさつのあと、近畿比例区の鍵田節哉候補、高嶋良充参議院議員、連合の榎本庸夫会長代行、いなみ後援会の天野礼子代表がそれぞれ、熱いエールを送った。
 河内音頭で稲見必勝を唄い上げた河内家菊水丸さんとガッチリ握手した稲見候補は「この10年間の政治は有権者の思いを反映しない政治だった。投票日はその怒りを結集し、政権交代を実現していくチャンス。21世紀を安心、安全、豊かで暮らしやすい日本にしなければならない。その気持ちを最後まで持ち続け挑戦する」と訴えた。
 後援会からの花束贈呈のあと、ホールは「稲見がんばれ」と稲見コールに包まれた。
 自治労組織内候補である稲見哲男さんの必勝に向けて、自治労府職も取り組みを強めていく。

新人事評価システム試験的実施
府労連の問題提起と当局提示の日程

1.「勤務成績等報告書」様式について
 @ 出勤状況:管理職用にないのはなぜか、病気等の状況は把握が必要。
 A 「性質」欄の並べ方、チェックの数を限定するかどうか、管理職の扱い。
 B 「実績」の「主な着眼点」にある「期待される水準」とはなにか。「実績」の項目が少ない。
 C 「能力総合評価」「取り組み姿勢総合評価」の上で「総合評価」があるが、この関わりと「実績」との違い。
 D 「取組姿勢」の「協調性」が管理職にはないが、これに変わるものとして「部下を思いやる姿勢」というようなものがあっていい。「勤務態度」に変わるものはないか。同一職種で管理職に項目がないのは不公平感をもたらす。
 E 現行業務の「適性」欄が管理職と一般職員で差がある点。
 F 「次期異動」欄のチェックが管理職は1次・2次評価者それぞれ記入し、一般職は1次評価者か2次評価者かどちらが書くか不明。
 G 「性質」欄の記入責任者と変更するときの変更責任者は。
 H 「総合評価」の基準の「要求されている基準」とはどういうものか。評価者によって「水準」に差がでるのではないか。
2.評価者研修について
 @ グループ研修などを実施し、十分に行うこと(一定の水準が必要)。
 A 各部研修のスケジュール(手法)を明らかにすること。
3.試験的実施の方法について
 @ 意見・質問等の窓口案内には「匿名可」や記名で行っても不利益はない旨明記すること。
 A 「面談」の実施場所はプライバシーが守れる場所とすること。
 B 「チャレンジシート」の作成について十分説明を行うこと。
 C 「手引き」にある評価基準の「着眼点」は一般行政・技術中心の内容であり、看護職や医師、研究職など職毎に設定する必要がある(設定した際はその中味を明らかにすること)。
 D 「チャレンジシート」の記入例は、一般事務・技術中心の内容であり、看護職や医師、研究職、現業など職毎に設定する必要がある(設定した際はその中味を明らかにすること)。
4.検証の方法・項目については、別途意見交換を行うこと。



【当局提示の試験的実施スケジュール】
@ 評価期間
  試験的実施の評価期間は、原則として平成12年7月1日から10月31日。
A 評価基準日
  試験的実施における評価基準日は平成12年11月1日。
  試験的実施のスケジュールは以下のとおり。

女子事務服の廃止など意見集約に向け
自治労府職の考え方提示

4月に提案された「女子事務職員の事務服の廃止」と「貸与被服の適正化についての基本的考え方」については、府労連が5月25日に当局と事務折衝を行い、自治労府職も女性部長会議での意見などを当局にぶつけた(前号掲載)。
 6月末日を目途に当局は協議をまとめたいとしており、自治労府職は次の考え方で組合員皆さんの意見を集約する。
 新人事評価システムとあわせ、事務服問題について自治労府職ホームページにも、ご意見をお寄せ下さい。
◎自治労府職の考え方
1、女性事務職員の
 事務服の廃止

 自治労府職は、従来から男女共同参画の立場から「女子事務服の貸与規程の見直し」と「男女ともに事務服を貸与すること」を要求とし、当局との交渉を積み重ねてきた。
 今回の女子事務服の廃止提案については、均等法の改正など近年の社会情勢の変化などからその必要性は理解する。しかし、わたし達が男女共生の立場から「貸与規程」についてこの間、質してきたことに対して、抜本的な見直しを行わないまま、今回の「廃止提案」となったことに対しては、職場組合員の感覚としては「財政問題」が全面に映し出されることとなり、この間の当局の姿勢も含めて疑問視されている。
 以上のようなことから、次のことを付して提案についての考え方とする。

◎ 「女性事務職員の事務服の廃止」提案については、次の点を誠意を持って協議することを前提に『やむなし』としたい。

@ 事務服廃止を契機に、職場での分煙対策、セクシュアル・ハラスメント対策など男女協働の職場づくりの一層の推進を明確に打ち出すこと。

A 貸与被服の適正化として男女共通の事務作業服の検討をすること。

2、貸与被服の適正化に
 ついての基本的考え方

 今回の提案は、「適正化についての基本的考え方」であり、その内容を職場実態に基づき改善する立場から、具体の見直し=改善についての協議を行うこと(職場実態・職場の意見の突合を行う)を前提に、了承する。
 今後、自治労府職と誠意を持って協議を行い、使用者の意見・実態に基づいた貸与となるよう再度申し入れる。


本庁の元気集団が始動  自治労府職青年部・本庁ブロック会議 第1回総会

昨年4月、本庁職場の青年組合員を中心に発足した自治労府職青年部本庁ブロック会議は、これまでの活動総括と2000年度の運動方針を決めるため、6月16日に職員会館分館で第1回の総会を開いた。
 仕事を終えて集まった本庁職場の青年部員を前に上杉議長(直属)は「各支部の垣根を越えた横のつながり、人と人とのつながりを大切にしながら、和やかな雰囲気での活動を基本にしてきた、これからも、本庁の仲間が活き活きと仕事、組合活動に取り組める雰囲気づくりを進めたい」と決意を語った。
 経過報告では山崎副議長(福祉)が、早朝・夜間ビラ配布行動や競馬観戦ツアー・ビアパーティーなどの取り組みを報告し、全体の拍手で承認された。
 また、同会議規則の提案を池口事務局次長(労働)、新役員の提案を裏野事務局長(総務)が行い、それぞれ全体の拍手で承認され、2年目の本格的な活動体制を確立した。
 2000運動方針では、新役員に選出された松山事務局次長(労働)が、賃金学習会や文厚活動、重要課題である本庁職場の青年の組織拡大に向けた取り組みを提案。全体の拍手で承認され、活気あふれる青年部本庁ブロック会議の2000年度がスタートした。
 総会で選出された役員は次のとおり(敬称略)。
【2000年度役員】
議   長 上杉 幸秀
(直 属)
副 議 長 山崎 健史
(福 祉)
副 議 長 長谷川裕樹
(税 務)
事 務 局 長 裏野 真也
(総 務)
事務局次長 松山 俊也
(労 働)
幹   事 津田  誠
(福 祉)
幹   事 高橋淳一郎
(総 務)
顧   問 向井  彦
(本部青年部長)


沖縄平和行進「21世紀は平和だった。と言われるために」
第3回参加者の声  府立病院支部  小池秀次

今回の平和行進参加で3年連続になります。前回2回は、南部地域の激戦地で住民が悲惨な最後を遂げた南コースでした。
 今回は、名護市をスタートし沖縄本島の西海岸沿いを行進する西コースで、沖縄を代表する観光リゾート地として多くのリゾートホテルが建ち並ぶ、ほんとうに「ここが日本か!」と思うほど美しい景色が広がっています。
 行進中、何度も襲いかかる極度の疲労と精神的な疲れの中、歩きながら右手に広がる美しい景色を見て何度も助けられました。
 西コースは、本島3コースの中で一番長い距離の全長69・2キロです。行進前は「もうやめておこう」と何度も思いましたが、名護市役所からの出発式で神奈川県から参加している6歳の女の子が両親と来ていました。それを見たわたしはやっぱり「歩くことで知る沖縄がある」と思い歩き出しました。でも、やはり名護市内をぬけて海岸線へ出ると、アスファルトの照り返し、南国の強い日差しが容赦なく襲いかかりました。
 今年は幸いまだ梅雨には入っておらずカラッとした暑い日が続きました。西コースのポイントは、「象のオリ」と言う直径200メートル高さ28メートルのゲージ型アンテナ、特殊部隊グリーンベレーが配備される「トリイ基地」、なんといっても、6市町村にまたがり嘉手納町の84%、甲子園球場の約600倍の面積、極東最大の空軍基地「嘉手納基地」があります。
 この基地は米軍最大の弾薬庫もありベトナム戦争や湾岸戦争の出撃基地にもなりました。行進日は週末のためジェット機の飛行訓練は目撃できませんでしたが、民家や学校・役場の上を低空で飛び、ものすごい爆音のために窓のない家もあります。95年にも攻撃機が墜落しました。
 とても恐ろしいことが日常生活を脅かしています。戦後生まれた沖縄の方々は、生まれた時から頭の上を戦闘機が飛び交い、危険な基地のフェンスの横で遊び、それが当たり前と思っていることを知りました。
 ある夜の交流会で、沖縄の青年部の人と話す機会がありました。「わたし達の状況を本土へ持ち帰り同じようなことを繰り返し、させないようにしてほしい」と熱心に語っていました。
 20世紀は、戦争と核の世紀だといわれています。誰もが殺りくや破壊を臨んでいるとは思いません。今年で20世紀も終り21世紀がやってきます。
 次の世紀は、平和の世紀であったと言われるよう、みんなでがんばらなければなりません。一人ひとりの力を合わせて。
 最後に職場からのカンパ、ご支援ありがとうございました。