機関紙「自治労府職」

 2001年11月21日号

公務員制度改革
新人事制度で交渉開始
対策本部 一方的な「大綱」策定に歯止め


 連合官公部門連絡会「対策本部」は9日、公務員制度改革にかかる行革推進事務局との交渉を行い、6日の石原大臣交渉で示された「新人事制度の原案」の説明を受け、公務員制度改革「大綱」の取りまとめに向けた交渉・協議のあり方を協議した。
 交渉では、事務局が「原案」は「大綱」の基本になるもの、との考えを示したことから、対策本部が「組合への正式提案と受け止めてよいか」と質し、事務局は「正式提案であり原案に基づいて交渉・協議を進めていきたい」と述べた。
 対策本部は交渉・協議を始めるにあたって、@労働基本権や賃金労働条件決定制度の扱いの結論を早急に示すこと、Aその他の事項も交渉・協議を行うが、合意が得られない事項を一方的に「大綱」に盛り込まず引き続き協議することを約束すること、B原案や今後示される基本権、決定制度のあり方は今後の交渉・協議の結果で変わりうるものと受け止めたいと求めた。
 これについて事務局は、@基本権の取り扱いは、なるべく早く示せるよう努力する、A合意できないものはその中味や性格によるので同意できないが「大綱」決定後でも法律改正など手続きがあり相談しながら進めたい、B「原案」の内容は交渉・協議の結果、変わらないということではない、との考えを示した。
 対策本部は、労働基本権問題の早急な結論の提示と十分な交渉・協議ができる時間の確保を要請。「大綱」の時期・中味なども十分協議することを約束するよう求め、事務局は「大綱の書き方は十分に相談させていただく」と見解を示した。


公務員連絡会 地方確定推進・地方税財政の確立求め中央行動
生活守る闘い強める


 公務員連絡会は14日、賃金確定闘争のヤマ場を前に地公確定推進・地方税財政の確立を求める中央行動で集会を開くとともに、総務省交渉などを行った。
 集会では、本年の人事委勧告でマイナスが相次ぐ厳しい状況の中、生活防衛の観点から賃金確定を進め、民主的な地方公務員制度の確立の上にたって、賃金決定のあり方の明確化などを求めるなどとする集会決議を採択し、秋季・年末闘争の強化を誓い合った。
 同行動では、@人事委員会勧告制度を機能させ、地方公務員の賃金確定を推進する、A地方財政危機を理由とした定員削減、労働条件引き下げをはねのけ公務・公共サービスの向上をめざす、B地方財政危機の現状と解決する課題を明らかにし、地方分権推進と自治体機能の強化・見直しのために税財源の移譲・改革を求める、C地方自治の本旨を踏まえ分権型で開かれた民主的な公務員制度を進める、などを目標に取り組みを強めている。


府労連秋季年末闘争
21日のヤマ場へ 全力で


 今季の闘争で14日、人事室企画課長と交渉した府労連は、一時金の明確な支給回答すら示さない当局の使用者責任を厳しく追及した。同日には、各単組の代表が職場決議を人事室長に手交しながら、組合員の要求をぶつけた。府労連は21日ヤマ場の決起集会を背景に、3回目の交渉で要求実現を迫る。


企業局
りんくうゲートタワービルに 移転を表明
2002年4月下旬を目途に


 来年4月下旬を目途に企業局1課2室(水と緑の健康都市建設課除く)を、りんくうゲートタワービルに移転させることが13日に開かれた部長会議で明らかにされた。
 今回の移転案は、府の財政危機と「負の遺産」の整理がその背景にあると思われるが、りんくうタウン分譲などの促進につながり、結果として出資法人の支援にもなる。また、りんくうゲートタワービル(株)の借入れ金利が減額されることや、移転時期が年度途中でないことなどを考慮すると、移転は一定やむを得ないと判断できる。
 一方で、現在の大阪市(中央区大手前)から泉佐野市への移転で、組合員の通勤条件が悪くなるケースや、通勤手当支給額の上限を超える組合員も出ることが予想される。
 自治労府職・建設支部と企業局分会では現在、組合員の意見集約を行い今後の交渉につなげていく予定。


特勤手当の改定提案

 前回の改定時に3年ごとに見直すとした、特殊勤務手当の提案が当局からあった。今回は、法令の改廃などによるものなど小幅な提案となっているが、自治労府職がこれまで要求してきた項目の前進は、ほとんど見られない。
 自治労府職は12月を目途に、支部を通じて意見集約を行っていく。


大人も子どもも一生懸命
ファミリーフェスタ2001
2年に1度の楽しいお祭り


 朝方の雨で開催が危ぶまれた10日のファミリーフェスタ2001。風が強く肌寒い天候になったが雨はあがり、500人近い参加者が職場交流、家族サービスにと、休日を楽しんだ。
 赤・黄・青・白の4チームに分かれた参加者は、豪華賞品(3万円の旅行券・1万円の商品券・能勢の新米・カニすきセットなどなど)めざして競技に張り切った。チーム対抗で競われた綱引き・借り物競走・いなばの白ウサギレース・暴走特急・鬼ごっこ玉入れ・障害物リレーの各種目。順位に応じて加点され、勝敗を決めた。
 綱引きで重量級の参加者を集めた本気の白チームは、子ども主体の赤チームに容赦なく力の差を見せつけた。各種目でも大活躍し見事、優勝した。
 再建10周年記念として99年に開いたファミフェスは2年に1回の開催をめざして、各単組・支部・実行委員の皆さんの協力で2回目が実現した。再来年も楽しい企画でお会いしましょう。


ファミフェス・フォトギャラリー開設
会場の雰囲気、参加者の笑顔伝えます
新年号


もっとパワフルに
明日を切り拓く
自治労府職
第83回定期大会
12月11日(火)
新別館多目的ホール
午前9時40分開場・10時開会




青年部本庁ブロック会議
アナゴやカニが「大漁だぁ」
田尻町で漁業体験&バーベキューツアー


 力を合わせて仕掛けた網を引き上げると、「大漁だぁ」の歓声とともに生きのいいアナゴが飛び跳ね、ワタリガニ、タコなどがいっぱい。タコの独特のぬめりや手触りを体感しながら、素手でいけすに移す参加者の表情は、仕事を成し遂げた満足感からか大人も子どもも満面の笑みになった。
 青年部本庁ブロック会議は17日、田尻漁港で漁師体験・海鮮バーベキューツアーを開き、組合員とその家族30人が参加した。
 秋晴れの天気の下、エプロン・長靴姿になった参加者は、2隻の漁船に分かれて関空沖まで出漁。激しく揺れる船と慣れない作業に初めは尻餅をついたり、海に落ちそうになった参加者もいたが、漁が進むにつれ漁師の雰囲気が漂った。
 すっかり漁師気分の参加者は、港に帰るまで船の操縦を体験。船長さんからの説明の後に順番にハンドルを握ったが、愛車のナンバープレート登録地の特徴(運転が荒っぽい?)丸出しの参加者の運転では、この時初めて気分が悪くなったという説も……。
 90分の漁師体験の後はお待ちかねの海鮮バーベキュー。炭火焼のテーブルを囲んで、獲れたての魚介類と労働の後のうまいビールに舌鼓を打った。
 「来年も絶対参加するぞ」と参加者は大喜び。予想以上の盛況に主催者もうれしい行事になった。
【事務局長/高橋淳一郎】


素人包丁
経済的で最高の
健康食、イワシ


〈元気が出る
イワシのちゃんこ鍋〉

@たっぷり昆布だしをとります。昆布を引き上げた後、完全に沸騰したところで鶏がら・にんにく・しょうがを入れ、あくを取りながらだしをとる。
※鶏がらは2リットルに2〜3羽を目安に、沸騰しているところに少しずつ加えることがコツ。
※多めに作り、余れば冷凍しておき、雑炊やラーメンのスープに使う。
Aペーパータオルなどでこして、がらスープの素やチキンブイヨンで味を調える。
B新鮮なイワシを用意し、うろこ・頭・内臓を取ってから水洗いし、水切りして中骨ごと包丁でよくたたきミンチ状にする。
※中骨がどうしても気になる人は3枚におろしたものをたたく。
※すりおろしたニンニク、しょうが、刻みネギを加えると匂いが気にならない。
Cあとはだしを火にかけて、にら・きゃべつ・もやし・ささがきごぼう・ゆでた大根・豆腐・半分に切ったすしあげ・もち・うどん・ラーメン・鶏肉・豚肉など好きなものを煮てアツアツを食べるのみ。
※こたつの板を床に引き、座布団にあぐらをかき、鍋を囲むと雰囲気が盛り上がる。
※柚子こしょうなどあればいうことなし。幸せ。


プリマハムギフトセット
あっせん中


11月30日締切
詳しくは福利厚生部まで

 福利厚生部は、ただいまプリマハムギフトセットをあっせん中。各単組・支部・職場での取り組みをお願いします。

1 申込方法
 @所定の申込用紙(各単組・支部配布済)に必要事項を記入のうえ、自治労府職・福利厚生部まで申し込んでください(FAXも可。番号06―6947―1500)
 A商品代金(送料含む)は、申込と同時に次の口座どちらかに振り込んでください(現金持ち込みも可)。
◆近畿労働金庫本店
 普通5863934
◆大和銀行大手支店
 普通8847973
※名義はどちらも、自治労大阪府職員労働組合
2 あっせん価格
 @カタログ価格の30%引き(申込用紙の商品代金欄は値引き後の金額を記入してください)
 A送料は送付先1カ所(6個まで)につき400円。※クール宅急便使用で送料は国内同一料金。
 なお、単組・支部・職場単位での一括購入申込の場合は、各職場まで送料無料。
3 申込締切
 11月30日(金)
4 配送日
 福利厚生部受付後、1週間程度で配送。
※詳しくは福利厚生部まで(電話06―6945―4056、府庁内線3781)