機関紙「自治労府職」

 2001年4月11日号

一方的実施は許さない給与制度への反映など
府労連 新人事評価制度・試行実施で意志統一

 府労連は4月4日、職員会館多目的ホールで中央委員クラス意思統一集会を開き、平成12年度に続き試行実施される新人事評価制度の内容と問題点の意思統一を行った。
 2月28日、当局から府労連に提案があった同制度の今年度の位置付けは試行実施。だが、評価結果の反映が可能なものは一部でも段階的に実施するとする内容。人事異動や昇任時の基礎資料、表彰対象者(うち永年勤続表彰)選定の基礎資料、などへの活用がその対象とされている。
 給与制度(昇給、勤勉手当)への反映で当局は、国の動向などをふまえ検討するとした一方で、『特別昇給』の平成14年度再開を見据えてその対象枠の設定のため、『相対評価』を試験実施すると明らかにした。
 府労連は、この間の事務折衝などで特別昇給にかかる相対評価の導入反対などを強く訴えており、今後も引き続き、組合員の意見を集約して取り組みを強めていくとしている。
 集会では田渕委員長が「国の公務員制度改革の大枠が示され、公務員に対する能力・実績主義導入の動きなど厳しい情勢だ。府議会でも給与の能力主義支給が議論され、府民の中にも浸透する動きがある。私たちは一方的な実施を許さない取り組みを組織をあげて強めなければならない」と参加した組合員に訴えた。
 また、大橋書記長は、この間の制度の経過や当局との事務折衝、さらに国の公務員制度改革を含む情勢を報告し、府労連としての問題点の把握と共有化を図り、職場の意見を府労連に結集するよう提起した。


与野党逆転に向け参院選に全力
府本部 朝日俊弘・山本孝史 励ます夕べ


 自治労大阪府本部は3月30日、森ノ宮ピロティーホールで、7月の参議院選挙で民主党の比例区から立候補を予定している朝日俊弘参議院議員(自治労組織内候補)と大阪選挙区の山本孝史さんを励ます夕べを開いた。会場には1200人の組合員が集まり、2人の必勝を誓い合った。
 主催者を代表してあいさつした府本部の山田保夫委員長は、「親方日の丸憎しの国民感情をあおり立て、政権党への信頼回復と参議院選挙を有利にしようという自公保の狙いを甘く見てはいけない。今回の参議院選挙は我われにとって極めて重要な選挙だ。公務員制度改悪を許さない立場で、比例区では朝日俊弘さん1人に絞っての闘いを、大阪における山本孝史さんとの二人三脚で選挙戦を取り組む。朝日、山本に力強いパワーを」と参加者に訴えた。 朝日俊弘さんがあいさつに立ち、「21世紀の安心の社会を支えるための社会保障制度の再構築に向けて、民主党から積極的な政策提言を行っていきたい。今回の参院選では多数の与党議員が改選を迎える。民主党を中心に野党ががんばれば参議院での与野党逆転は可能。民主党に力を。その力を背景に党内で国会内で頑張ります。最後までのご支援を」と訴えた。

朝日俊弘自治労府職に支援訴え

 朝日俊弘さんは4月6日、多忙な日程のなか自治労府職書記局を訪れた。各支部役員などが出迎えるなか、あいさつした朝日さんは「公務員に対する行革の動きが危惧される今、夏の参院選で与野党逆転を果たし、自治労の声を国会の場に届けたい。自治労組織内候補として皆さんとともにがんばります。絶大なるご支援をお願いします」と切実に訴えた。朝日さんとがっちり握手した大橋委員長も、朝日さんの必勝に向けた支援を約束した。

朝日さん必勝に向け組合員の支援を約束

朝日俊弘さん・プロフィール

 1943年・名古屋市生まれ。1970年・京都大学医学部卒業、医師免許取得。兵庫県公立豊岡病院精神科に勤務。1975年豊岡病院労組委員長に就任。1984年自治労本部中央執行委員(衛生医療評議会事務局長)に就任。厚生省「老人保健審議会」「公衆衛生審議会」「医療保険審議会」専門委員を歴任。1995年参議院議員に初当選。
 厚生委員会(理事)、地方行政・警察委員会(理事・委員長)を歴任。


パブリックコメント手続実施要綱 自治労府職の意見で修正も

 「大阪府パブリックコメント手続実施要綱」が4月1日から施行された。案の段階で行われた意見募集に自治労府職は、自治研の議論をふまえて意見書(本紙3月11日付号掲載)を提出し、その改善を求めた。
 自治労府職は、パブリックコメント意見の提出期間について「案では『1か月程度を一つの目安』としているが、府民等が意見を提出するために必要な時間を十分確保するため『原則として1か月以上』とすること」と提言。要綱は、その意見などが採用され考え方が修正されている。

大阪府パブリックコメント手続実施要綱原案との新旧対照表

要 綱 原 案 今回策定した要綱
第5条の[考え方]に以下の文言を追加。

[考え方]☆公表の方法は、計画等の内容に応じ第1項に定める方法のほか、出先機関への資料の備え付け、報道機関への資料提供など効果的な方法をとるよう努めます。
(意見及び情報の提出)
第6条 実施機関は、府民等が計画等の案についての意見及び情報を提出するために必要と判断される時間等を勘案し、1か月程度を一つの目安とする意見及び情報の提出期間、提出方法及び提出言語の種類、氏名・連絡先等を意見受付の条件とする旨を定め、当該計画等の案等を公表する時に明示しなければならない。
(意見及び情報の提出)
第6条 実施機関は、府民等が計画等の案についての意見及び情報を提出するために必要と判断される時間等を勘案し、原則として1か月以上の意見及び情報の提出期間、提出方法及び提出言語の種類、氏名・連絡先等を意見受付の条件とする旨を定め、当該計画等の案等を公表する時に明示しなければならない。



お体に気をつけて、お元気で
3月31日付退職の皆さん


 3月31日付で退職された皆さん、ごくろうさまでした。お体に気をつけて、いつまでもお元気で。(自治労府職調べ・課長補佐級以下掲載・敬称略)
(総務部)
人事/安塚紀子、吉田なほよ、奥川一夫、中岡孝子、松本公子、用度/浜田喜善、田中庸夫、原田克二、升木繁和、泉本勝、北橋政人、坂下幸次郎、中央府税/宮本節子、高橋昭、古谷義和、なにわ北府税/三原数男、なにわ西府税/清水隆雄、山口幸子、なにわ東府税/田中義雄、なにわ南府税/賀紋康子、向井幸子、三島府税/紀ノ本瑠璃子、松田昇、豊能府税/角谷克治、清水玲子、松本勝世、泉北府税/五谷国広、千田政子、泉南府税/吉内久美子、北河内府税/村上スミ子、南河内府税/小上勝久、府営印刷所/唄雅夫、消防学校/横山弘
(企画調整部)
統計/山上由美子
(生活文化部)
文化/赤松昌博、青少年/竹谷純治
(健康福祉部)
医務指導/岡登美子、障保福祉/木下勝、村上栄二、古田文也、国保/池田久雄、吹田保健/山中元子、豊中保健/小椋芳子、茨木保健/中村隆喜、小林一成、高槻保健/鹿田キヨ野、四条畷保健/西田清照、寝屋川保健/反町妙子、守口保健/木下秋男、藤井寺保健/大川紀男、藍畑政二、小谷玲子、三ツ國百合子、富田林保健/稲福重夫、油崎龍司、賀代修、伊川文子、仲出純子、西村栄野、和泉保健/杉村君子、辻川知子、岸和田保健/上田有年、大橋和弘、泉佐野保健/砂田みよ、身障C/小野幸代、山崎典子、田中敬子、井口清子、江見高子、大浦まち子、北野鈴子、鈴木美智子、橋本照世、砂川C/坂下十三夫、福井滋二、辻久子、澤和子、福嶋充男、本田俊、知更相/吉岡治彦、健康総合C/合田千代子、野村恭子、中央家庭/伊東真行、堺家庭/田邉洋子、中原康博、富田林家庭/中野豊子、羽田野美鈴、岸和田家庭/髭マキ子、岡田幸子、公衛研/陰山修
(病院事業局)
府立病院/小林紀一郎、福本紘一、浅井美津子、植松一雄、川崎光代、吉村幸江、宇陀順子、裏部瑞代、大上恵子、小桜恵美子、田中君枝、東由恵、吉田令子、羽曳野病院/村上徳代、大田二三、松浦弘子、吉田和代、村上隆、岸幸子、林秀茂、笠原早苗、蓑内公子、和田素子、中宮病院/中野輝雄、篠田節子、小松弘尚、上陽子、林保子、荒井誠二郎、犬伏智恵子、山本浩治、竹本好枝、久富春義、安藤紀久夫、市橋信子、糸井宏、桂川孝房、窪田雅子、小柳香津子、篠原静、土井輝美、藤具裕子、新名シゲ子、溝端栄次、山本弓子、吉村節明、成人病C/阪本實男、坂本正利、竹村光一、上野恵津子、田中鶴子、阿南國子、有森繁子、桐村フミ子、天野洋子、荒尾雅代、今石壽見子、曽根啓子、谷垣由美子、谷口幸子、西本和久、畑中京子、原惠美乃、松久壽美子、水口幸子、柳田壽彦、藪内喬子、横山友枝、母子医療C/服部瀧之助、横井真治、鎌谷久代、輝本雅子、中村かずよ
(商工労働部)
産開研/上田篤子、産技総研/佐藤幸弘、坂本義章、浦谷文博、北口嘉亮、石川剛、太田隆、中村征二、計量検定所/西口楢義、松原技専/松原豊、小川員由、堺技専/迫田章義、東淀川技専/小島原康雄、障害者能開/三本松紀之
(環境農林水産部)
環境指導/米田亨、環境整備/藤田豊英、農林C/杉村勘一、北口信男、深尾和一、浦田敏業、宮崎昭雄、北部農緑/服部愛子、南河内農緑/堀内正史、泉州農緑/北山久代、藤守信次、中央市場/大澤紘司、水産試験場/上之郷谷健治、淡水試験場/山本雅照、公害監視C/黒坂吉成
(土木部)
土木事管/鷺由弘、大澤修、酒井充、下川昭吾、林茂三、公園/清瀬英夫、港湾局/中山幸照、枚方土木/山本貞男、小林与志治、野田隆治、八尾土木/小川康夫、原田侃、大門勝啓、小林達蔵、鈴木美和子、松浦光夫、富田林土木/小林秀夫、岸和田土木/田口繁輝、メ野昭一、鈴木常弘、竹元文孝、原剛、西大阪治水/北野武弘、藤堂勝美、北川辰之、下田利教、寝屋川水系/中川満、東部下水/中西嘉和、乗房幸、南部下水/福井保夫、土屋啓祐、北部公園/高濱雅昭、南部公園/北口達夫
(建築都市部)
建築都市/奥田修治、斉藤弘、住宅管理/神田武成、北里丸幸、公共建築/石川登美江、高野光一
(企業局)
企業監理/中川勇、宅地/田久保稔、山浦純、臨海/赤堀智昭、阪臨事務所/森本薫
(水道部)
村野浄水場/寺久保庄一、庭窪浄水場/橋本健司、北部水道/田能蔵美、東部水道/中尾和彦、南部水道/宮崎博、山本光男、水質管理C/小田満、
(議会事務局)
議会議事/杉村美智子
(教育委員会)
教育振興/橋本慧、井上隆幸、教職員/安田貞行、文化財保護/佐久間貴士、教育C/黒川好人、中之島図書/広瀬五兵衛、中央図書/藤川文子
(府立大学)
会計/津田峯治、工/原田洋、福住勝史、総合C/西川溢造、大杉康久、岡康次郎、河内明子
(女子大学)
学生/谷下朝子

(社保労組エリア)
総務\竹田睦、保険\置田榮克、椋原誠、板倉英治、隆¥外字(a548)芽衣子、大手前\石原義之、天満\永田朋子、城東\酒井恵子、本部博敬、吹田\加古哲也、平野\中野順夫、河本紀代治、天王寺\津田由紀雄


なにわの海の時空館など
無料券 配布中
公共施設共通入園券


自治労府職組合員に配布
250枚を先着順に

(公共施設一覧は4月1日号参照)

 4月28日〜5月6日のゴールデンウイーク期間中、左記の公共施設が無料で利用できる共通入園券を自治労府職で配布中。家族・友人同士で施設めぐりの休日を過ごすのはいかが。
 同入園券は、5月1日に大阪城公園太陽の広場で開かれるメーデーの実行委員会が販売。自治労府職は250枚を確保している。

 申込方法
 希望する組合員は、自治労府職に直接、メール・FAXまたは、はがきで申込みを。その際、単組・支部・職場名、氏名、必要枚数、連絡先を記入すること。
 メールアドレスは機関紙欄外(下)、FAXは06―6945―1315、はがきは〒540―8570 大阪市中央区大手前2―1―22 大阪府庁内自治労府職まで。
 申込締切は4月20日(金)


自動車共済加入の方へ 事故が起きたら連絡を

昼間 06-4801-5595
夜間休日 0120-810-625
連絡先が変わっています。ご注意を

 自治労近畿センターの損害調査部(自動車共済自動車事故査定部門)は、大阪市北区天神橋3−9−27 PLP会館2Fに移転しました。事故が起きたら上の番号に必ず連絡を。


第72回メーデー
5月1日(火)10時〜
大阪城公園・太陽の広場
 雇用と生活の危機突破! 働くものの力を総結集し、政権交代で新しい政治を実現しよう! 「世直し! 怒りのメーデー」に参加を。