機関紙「自治労府職」

 2002年8月1日号

人勧
マイナス較差必至

第2次中央行動人事院交渉

勧告は5日の週 一時金の厳しさも強調
官民較差「調整」めぐり交渉強化
8月5日に第3次中央行動実施


 公務員連絡会は本年人勧期の取り組みの大きなヤマ場となった30日、日比谷大音楽堂での中央集会を皮切りに、デモ行進や人事院交渉の支援行動など第2次中央行動を実施した。
 同日の人事院交渉で勤務条件局長は、@官民較差は数値が極めて厳しくマイナスとなる、A一時金も厳しい状況にある、B配分は公務員連絡会の要求に配慮した内容を検討(諸手当は扶養手当の配偶者の引き下げを中心に検討)、C3月期末手当は民間での支給実態を踏まえ6月・12月への前倒し支給としたい(本年は一部3月期残る)、D勧告日は来週(8月5日の週)の見通し、E調整額の経過措置の廃止に伴う新たな経過措置は、できるだけ早期に解消したいが、具体的には公務員連絡会の要求を踏まえて対処したい、などの見解を示した。また、給与改定の実施時期は遡及せず、施行日から適用するとしたが、情勢適用の原則を踏まえて必要な調整を行うとの考え方を示した。
 この見解を受けて公務員連絡会は、なお生活防衛の観点からぎりぎり努力することを求めるとともに、大きな課題として浮上してきた官民較差の「調整」方法などをめぐって交渉・折衝などを強め、5日の第3次中央行動で再度の勤務条件局長交渉を実施し、その後に予定される人事院総裁交渉で最終的に要求実現をめざすとしている。


中央集会には4000人が参加
人勧 不利益遡及許さない

連合会長「民間では考えられない」

 日比谷大音楽堂で行われた中央集会では、猛暑のなか全国から4000人の仲間が結集した。
 主催者を代表してあいさつした丸山代表委員は公務員制度改革をめぐる取り組みの現状に触れた後、「われわれは人勧制度のもとで決定過程に参加できない仕組みにおかれているが、使用者が一方的に賃金を引き下げることは許されない。民間準拠の下で引き下げがやむを得ないとしても、実質的に交渉で合意することが条件だ。不利益不遡及も大きな問題として浮上している。勧告日も間近に迫った。最後まで納得のいく勧告の実現をめざしたい」と訴えた。
 激励のあいさつに立った笹森連合会長も「皆さんが厳しい闘いを余儀なくされていることに連合を代表して心からお詫びしたい。不利益を遡及することなど民間では考えられない。人事院が政治的判断でそうした勧告を行うなら、労働界全体として断固とした姿勢で臨む必要がある。民間の組合が署名運動に協力している気持ちを重く受け止め、1000万署名を成功させよう」と、連合としても人勧闘争や公務員制度改革に全力で取り組むとの決意を表明した。 集会では構成組織からの決意表明が行われ、自治労からは植本副委員長がたたかう決意を述べた。
 集会後に参加者は、霞ヶ関1周のデモ行進と人事院交渉を支援する行動に移り、「生活防衛できる賃金水準を確保せよ」「納得できる勧告を行え」と、シュプレヒコールを繰り返した。


自治労第18回水週間
8/1木〜8/7水


守りたい。
だから自治労
水基本法


 自治労は、節水・再利用を基本とする水循環システムと「水は公共のものである」との理念の確立や、水基本法の必要性を住民に訴えることを基本に、水週間を設定(8月1日〜7日)し全国統一行動を実施している。
 水週間を前に7月31日の朝、府労連の仲間である府水労(大阪府水道労働組合)が職員会館分館前で職員にビラを配布し運動を訴え、自治労府職も参加した。
 壮大な自然の循環系のなかで作られる貴重な水。この限りある水資源を守るため、貿易の商品としての取引や水道事業を利潤追求の手段とさせないために、ご理解とご協力をお願いします。

府水労がビラ配布
〜自治労府職も参加〜



環境教育支援
キッズ・アイ・エス・オープログラム
参加者まだまだ募集中


 ワークブックには、「なぜ、環境に気を配らなければならないか」の意義を伝えるページとともに、地球の温暖化を防ぐための電気、ガス・石油の省エネ作戦、命の源である水を守るための節水作戦、ごみ搬出量を抑えるためのリサイクル作戦、を効率良く行うためのやさしい解説付き。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

 自治労府職から組合員の子どもたちへの夏休みの宿題(自由研究)のおすすめ、キッズアイエスオープログラム。
 家庭生活を通して、地球環境を守るためにはどうすれば良いのか、子どもたちが主役になって考え、行動した結果が、専門家の評価で目に見える貴重な体験ができる。
 すでに、学校の宿題用にと小学生を中心に参加申込みがあり、ワークブックを順次お送りしています。まだ、余裕がありますので、希望する組合員の皆さんお早めにお申し込み下さい。プログラムの詳細は7月21日号に掲載しています。

参加方法
 先着で、25人の子どもたち(小学校高学年以上、中学生以下)を受け付けます。プログラムにかかる費用(1000円)は自治労府職が負担します。
 参加希望の組合員は、はがきまたはEメールに、@組合員本人と子どもの名前・学年A郵便番号・住所B単組・支部・職場名C環境保護に関する意見などコメントを書いて、〒540―8570 大阪市中央区大手前2―1―22 自治労府職教宣部まで(Eメールアドレスは2面欄外)送ってください。
締め切り
 先着25人に達するまで随時で参加を受け付けます。自治労府職からご自宅にワークブックの送付があったあと、プログラムにそって進めてください。
問い合せ
 自治労府職本部の末田または竹下まで。TEL06―6945―4056(直通)または、06―6941―0351(府庁代表)内線3781まで。


夜の水族館探険
夏休みの楽しいプラン
子ども1人9,800円


問い合せ・申込は直接、近畿日本ツーリスト堂島支店
住 所:大阪市北区曽根崎新地1‐3‐16
TEL:06(6345)4611
担 当:藤田さんまで
(月曜から金曜日 09:00〜17:45迄)

同伴の大人の方も、水族館にお泊り頂いた場合の料金は、\2、000UPでご参加可能!

※基本的には小学校4年生から中学生が参加対象

■行程
1日目
11:30頃 大阪市内などから貸切バス
     にて鳥羽へ(昼食は弁当)
15:30頃 水族館着
     18:00まで自由見学
18:00  夕食(カレーライス・サラダ)
19:00  体験ゲーム
20:00  夜の水族館探検
21:00  就寝準備(ビデオ鑑賞)
22:00  就寝(消灯)

2日目
06:30頃    起床
07:00     ラジオ体操
07:30     朝食(パン・ジュース・
バナナ)
08:00〜09:30 館内自由行動(買い物)
10:00頃    貸切バスにて水族館出発
       (昼食は弁当)
14:00頃    大阪市内などに到着