機関紙「自治労府職」
2003年10月1日号
中央委員会
新年度に決意も固く
2004年度新体制、任務分担を確認
自治労府職は10月1日、2004年度第1回の中央委員会を開き、12月に開く定期大会までの新年度の本部執行体制と任務分担を確認した。
新体制では、社保労組の役員改選に伴う変更があったほか、府本部への派遣役員として副委員長に後藤健司さん(労働・現自治労府職、府本部副委員長)、執行委員に浪江達也さん(税務・現自治労府職、府本部執行委員)を送り出すことを確認(7日の府本部定期大会で選出予定)した。新体制と任務分担は次のとおり。
◆ ◆
■執行委員長
大橋 敏博(税務)
総括
■副執行委員長
立石 元(社保労組)
国費、組織・共闘、退職者会
山本 和要(職安労組)
教育宣伝、国費
嵯峨山豊子(税務)
独立行政法人、女性部担当、互助会、地共済、自治体政策
後藤 健司(労働)
府本部担当、福利厚生、生協
■書記長
西浦 昌寛(健康福祉)
書記局全般、現評担当、社福評担当
■書記次長
竹下 知法(総務)
総務全般
芳仲 浩明(社保労組)
福利厚生、退職者会
■会計
松田 章義(総務)
財政・会計全般、BPR担当
■会計監事
西岡 裕(社保労組)
大石 利樹(センター病院)
臼井 久直(府立病院)
会計監査
■執行委員
末田 一秀(環境農水)
自治体政策・共闘副担
浪江 達也(税務)
府本部担当
中村 正則(総務)
組織・共闘、地域担当、賃金・調査副担
森口 修弘(中宮病院)
衛生医療評、5病院連絡協議会、組織・共闘副担、地域担当
森下 博二(税務)
賃金・調査、組織副担
池口 忠史(労働)
教育・宣伝、ユース部担当
寺岡 庄三(社保労組)
福利厚生
北野 義和(職安労組)
国費
なお、西岡裕さん(社保労組)が副執行委員長を、伊藤博一さん(社保労組)が執行委員を退任されました。本部での活動、ごくろうさまでした。
自治労第74回(続開)大会が閉会
21世紀宣言を賛成多数で可決
植本さん(書記長)、平岡さん(中執)を信任
自治労は9月28日、東京で第74回定期大会を続開し、可決に至らなかった「21世紀宣言(案)」を第14号議案として新たに提案。可決要件の3分の2以上の賛成を得て可決した。また「役員改選」が行われ、人見執行委員長(東京都本部)をはじめ自治労府職特別執行委員の植本眞砂子さんが書記長に、社保労組副委員長の平岡伸さんが中央執行委員に信任された。
8月26日から29日の予定で開かれた自治労大会は、新たな綱領的文書として提起した「21世紀宣言(案)」が可決に至らなかったことから大会を東京で続開することが確認されていた。
自治労府職では、公務員制度改革や市町村合併、組織強化・拡大など課題が山積する中で中央本部役員に就任した植本さんと平岡さんを職場から全力で支えていく。
結核治療の動向
健康一番E
協力 羽曳野病院支部
治療成功への近道
間欠療法DOTS
結核の治療は、最初の2か月間はイソニアジッド、リファンピシンおよびピラジナミドの3剤にエタンブトールあるいはストレプトマイシンを加えた4剤を服用し、次の4か月間はイソニアジッドおよびリファンピシンの2剤を服用する6か月治療が標準です。これを「初期強化短期化学療法」と言います。この治療方法には薬を連日飲む「毎日療法」と週2〜3回飲む「間欠療法」があります。両者の治療成績に差はありません。ただし、「間欠療法」の場合は1回の服薬量が多くなることと毎回の服薬確認が必須です。
結核は決められた期間忘れずに薬を服用すればほとんどの方は治りますが、途中で薬を止めると高率に再発します。そして、薬を飲んだり飲まなかったりあるいは一部の薬だけしか飲まなかったりすると、薬が効かなくなり治療に失敗します。結核治療を成功させるためには患者様の服薬を確認することが大切です。上述の「初期強化短期化学療法」を用いて、服薬を毎回確認する治療方法を英語で Directly Observed Therapy and Short-courseと言い、その頭文字を取ってDOTS(ドッツ)と呼んでいます。
羽曳野病院では、治療失敗の主因である治療中断や不規則治療を無くすために、入院中の患者様を対象に看護師が毎日抗結核薬を配って目の前で服薬を確認する「院内DOTS」を全国に先駆けて平成13年1月から実施しています。しかし、退院後については保健所が服薬支援を行っていますが、保健師等の目の前での服薬確認は出来ていないのが現状です。
退院後の服薬を確実にするためには「間欠療法」の導入が必要です。そこで当院では平成15年8月から、東京の結核予防会複十字病院との共同研究で、「間欠療法DOTS」を始めました。これは退院後に患者様がかかりつけの調剤薬局を週2回訪問して、その場で抗結核薬を服用する治療方法です。主治医、看護師、薬剤師および保健師が連携して結核患者様の服薬支援に取り組みます。
DOTSは結核治療成功への近道です。結核患者の皆さまはぜひ「間欠療法DOTS」へご参加下さい。
羽曳野病院
結核内科
部長 高嶋哲也
10月19日 棚田稲刈り 参加者募集中
現評団体交渉
一定の前進を引き出す
長年の懸案「単純な労務」の呼称、検討へ
現業評議会は9月25日、労働条件および人員確保に関して8月14日に提出した要求について団体交渉を行った。
当局からは「『現業職員』という用語を定義する必要から使用していた『単純な労務』との呼称が適当でないとの指摘もあり、国の動向などを注視しながら研究し、労働協約などで検討したい」「すべての労働条件の改変、現業職場のあり方について事前協議を確約し各現業職場に対しても必要な案件については情報提供を行う」など29項目の回答があった。
その後のやり取りで参加者から「1人1台配備と言われているパソコンについて、現業職員への配備はどう考えているのか」「ESCO(エスコ)事業導入は労働条件の改変になるのか」などの質問が出され、当局は「パソコンの配備は必要だと認識しており、前向きに配備を進める」「ESCO事業については必要に応じて情報提供を行っていく」とした。
また、今年度から委託された守衛室の夜間業務について「当初の取り組みに対して、当局内での対応の不備があり申し訳ない。今後このようなことがないように対応する」と説明があった。
最後に里中現評議長から「厳しい状況の中で、現業職員がこれまで以上に自覚と責任を持って職務にまい進するため、誠意を持って対応されたことに感謝する」として交渉を終えた。
退職後の新生活設計にライフプランセミナー
地共済と互助会、当局は共同で退職後の生活準備と不安解消に向けて、府職員を対象として「ライフプランセミナー」を開く。内容は「退職後の資産形成について」「再任用制度について」「年金について」「健康管理とフィットネス」など。
▲日時/第1回:11月5日(水)・6日(木)、第2回:11月20日(木)・21日
▲会場/ラフォーレ琵琶湖
▲定員/100名(1回50名)
▲対象/50歳以上(平成16年3月31日現在)の府職員で参加を希望する者(公益法人等派遣法に基づく派遣職員も対象となります)
▲参加費/2000円
▲申込方法/所属に配布している申込書により10月8日(水)までに総務サービス整備課福利・給付グループへメールか文書で申し込みください
(E-mail:somuseibi-g04@sbox.pref.osaka.jp)
10月1日からのぞみ大増発
利用範囲を改正
府当局は9月24日、府労連に「新幹線『のぞみ号』を利用できる範囲の改正」について通知した。実施は平成15年10月1日から。
改正内容は、これまでの「『のぞみ号』を利用することにより旅行日数を減らすことが出来る場合」に加え「旅行命令権者が『公務に支障がある』と認める場合」についても、「のぞみ号」の利用を認めるとするもの。
これは、平成15年10月1日から新幹線ダイヤが改正され、これまで通常の経路とされていた「ひかり号」の運行本数が減り、「のぞみ号」が増発されることで、午前中に東京での用務を終えて帰庁後に復命が必要な場合や、複数の会議への出席が必要な場合などに現行の取り扱いでは公務に支障を及ぼすことが予想されることから改正されることとなった。
旅費の支給について(通知)(昭和41年給内第101号)新旧対照表
改正案 | 現行 |
(略) 2 旅行命令簿等の記載方法 (1) 公用車、新幹線「のぞみ号」又は航空機を利用して旅行を行った場合は、第四項第三号に該当する場合及び第六項第二号で規定する別に定める様式による場合を除き、その旨及び利用区間を様式「備考」欄に記入するものとする。 3 旅費の計算 (1) 条例第十三条第二項第一号に該当して、急行料金を支給できる区間の旅行であり、新幹線「のぞみ号」を利用しなければ前日泊又は後日泊を伴うこととなる旅行で、当該列車を利用することにより旅行日数が減じることができる場合及び旅行命令権者が新幹線「のぞみ号」を利用しなければ公務に支障があると認める場合にあっては、新幹線「のぞみ号」を利用することができるものとする。(略) |
(略) 2 旅行命令簿等の記載方法 (1) 公用車又は航空機を利用して旅行を行った場合は、第四項第三号に該当する場合及び第六項第二号で規定する別に定める様式による場合を除き、その旨及び利用区間を様式「備考」欄に記入するものとする。 3 旅費の計算 (1) 条例第十三条第二項第一号に該当して、急行料金を支給できる区間の旅行であり、新幹線「のぞみ号」を利用しなければ前日泊又は後日泊を伴うこととなる旅行で、当該列車を利用することにより旅行日数が減じることができる場合にあっては、新幹線「のぞみ号」を利用することができるものとする。 (略) |
オーケストラ自主公演
申し込み受付スタート
自治労府職のチャレンジ基金活用事業「センチュリーオーケストラ自主公演」の申込み受付がスタートしました。
概要については左記のとおりですが、参加をご希望される方は、職場に送付する案内チラシを確認いただき、本部までお申し込み下さい。
▼とき/11月13日(木)18時開場、18時30分開演▼場所/森ノ宮ピロティホール▼参加費/無料▼定員600人(申込み先着順)
▼申込み・問い合わせ先/本部書記局TEL06―6945―4056
自治労府職500号記念
USJペアチケット
5人が当選
自治労府職500号記念・USJペアチケットには56通(はがき15通、Eメール41通)の応募がありました。厳正な抽選の結果、次の5人の方々にペアチケットを贈ります。なお、当選者には教宣部から連絡します。
(敬称略)
濱口 和夫(社保・年金)
堀田 修二(税務・なにわ西)
時任 克博(中宮病院)
谷村つた子(中宮病院)
池田 周(総務・青少年)