機関紙「自治労府職」
2003年5月1日号
統一自治体選
府内・自治労組織内候補が完勝
最重点選挙区/大阪狭山市長選挙
吉田友好さん見事、現職破る
4月27日に投開票が行われた第15回統一自治体選挙の後半戦は、前半戦の府議会・大阪市会の自治労組織内候補の完勝に続き、全員当選を勝ち取った。とくに、最重点選挙区であった大阪狭山市長選挙では、初代・狭山町職委員長の吉田友好さんが、事実上の現職市長との一騎打ちの末、見事当選を果たした。
府本部は、すべての選挙結果をうけて「組織内候補全員が当選したことは、まさに組織の総力をあげた取り組みの結集。組織内候補の完勝を背景に、取り組みの成果を全体の力として、分権自治体改革、民主的な公務員制度、平和と民主主義、環境と人権などの取り組みに全力をあげ、国民に「痛み」だけを求める小泉内閣を1日でも早く退陣に追い込むことが求められる」と今後の取り組みを強めるとした。
自治労府職もこの間、府本部に結集しながら自治労組織内候補の勝利に向けて取り組みを進め、多くの組合員の支援をうけた。各単組・支部・組合員のこの間のご奮闘に改めて敬意を表します。
公務員制度改革・関連法案の提出問題
官房長官 組合の納得が必要
4月24日に記者会見した福田官房長官は公務員制度改革問題で、坂口厚生労働大臣が「労働組合との話し合いが決着するまでは法案を提出すべきでない」との記者会見発言に関連した質問に対して「組合に納得していただくことが必要。従来から労使関係で組合とはよく話し合いをしていくと申し上げている」と述べ、公務員制度改革関連法案の閣議決定・国会提出には、あくまで労働組合の「納得」が前提条件との見解を示した。
連合・連合官公部門はこの発言をうけて、「この間の一連の取り組みの到達点として評価できる」とした。一方で、政府・自民党は依然として、今国会への法案提出をめざし強行突破路線を捨てていないとして、対策本部のなお一層の闘争態勢を強め、あくまで労働基本権を確立した民主的な公務員制度改革を求めるとした。
この間、連合・連合官公部門は関連法案の一方的な閣議決定反対を強く要請し、取り組みを強めてきた。今後の取り組みがさらに重要となっており、自治労府職としても連合・自治労に結集しながら取り組みを強める。
地方独立行政法人
公務員連絡会・総務省と交渉
法案は4月25日に閣議決定
一定要件で公務員型が可能
地方独立行政法人に関する法案が政府部内で固まった状況をふまえ、公務員連絡会地公部会は4月23日、総務省と交渉しその考え方を質した。
総務省側は、@対象業務に関して、国のような各法人個別の法律制定が地方では困難であり、あらかじめ対象業務を法律で定めた、A設立手続きでは、都道府県・政令市は総務大臣、市町村は知事が定款を認可する、B地方公務員の身分の付与では、業務停滞が住民の生活・地域経済の安定に直接かつ著しい支障を及ぼす、または、中立性・公正性をとくに確保する必要があるとの条件で、地方公務員の身分が付与される特定地方独立行政法人であるかどうかを定款に定める、C特例規定で大学役職員は非公務員型とした(国に準じる)などとした。
公務員連絡会は、今後も問題が生じた時には協議するよう要請。法案は25日に閣議決定された。
国土交通省から総務部長が着任
天下り人事で交渉
4月1日付けで国土交通省から総務部長に三輪和夫氏が着任した。これをうけて自治労府職本部と総務支部は、4月24日に三輪部長との着任交渉を行い、「天下り人事」に対する反対表明を行うとともに、自治労府職との今後の労使慣行の厳守を求めた。三輪部長は「天下りに関する府の5原則を十分にふまえ、厳しい財政状況のもと府民のために職務遂行したい。府政運営にあたっては組合の皆さんと引き続き、良き労使関係を維持して十分に協議していきたい」との見解を示した。
お知らせ
健康が一番。現職死亡の増加や成人病罹患者の増大が問題化する現状。その予防には気をつけてはいるものの、つい無理をしてしまうことも。
何かと関心の高い健康の課題について、今号から羽曳野病院支部の協力を得て連載を始めます。さまざまな病気の症状や具体の治療例などを紹介しながら、組合員の皆さんの健康管理の一助になれば幸いです。
健康一番@
協力 羽曳野病院支部
睡眠時無呼吸症候群
いびき・肥満と密接な関係
狭心症など疾患の危険高い
羽曳野病院 適切な治療に取組中
今回は、睡眠呼吸障害のうち、閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群についてお話しします。
睡眠時無呼吸症候群とは、読んで字のごとく、眠っている間に呼吸が止まる病態を指します。この睡眠時無呼吸症は、いびき・肥満と密接な関係があります。もちろん、いびきをかく人すべてが睡眠時無呼吸症ではありませんし、やせ型の睡眠時無呼吸症もあります。ここでは、無呼吸を伴ういびき(悪玉いびき)についてお話しします。
ここ数年わが国でも、睡眠時無呼吸症が注目されていますが、この悪玉いびきの患者が、適切な治療をせずに放っておくと、いろいろな弊害がでてくることがわかっています。
第一に、無呼吸のため、睡眠の質の低下が起こり、それが日中の傾眠などの活動性の低下や、居眠り運転などの事故につながります。
どうして睡眠の質が低下するかというと、無呼吸が起こると脳波上覚醒作用が起こり、そのために深い睡眠がとれなくなります。ですから、十分寝たはずなのに、目覚めが悪い、あるいは昼間眠くて仕方がないということになります。
第二に、睡眠時無呼吸症の患者は、狭心症・心筋梗塞・脳卒中といった循環器系疾患の危険が高いこともわかっています。
第三に、睡眠時無呼吸症の患者で、適切な治療を受けた患者と治療を受けなかった患者の生存率を比べると、治療を受けた患者の生存率が高いことも証明されています。
診断に関しては、1泊2日の入院で検査可能です。決して苦しい検査ではなく、眠っている間の睡眠状態(脳波など)・呼吸状態を調べます。
また、治療に関しては、鼻マスク持続陽圧呼吸療法(nCPAP)が第一選択となり、こちらは検査とは別に2泊3日の入院で導入が可能です。
ただし、残念ながらわが国には、この睡眠呼吸障害の診断と治療をきっちりと行っている施設が非常に少ないのが現状です。
当院では、2000年4月からその睡眠呼吸障害の診断と治療に取り組んでいます。無呼吸を伴う「悪玉いびき」のある方や、よく眠ったはずなのにすっきりしない・日中の傾眠が強い方は、呼吸器科医師までご相談下さい。
羽曳野病院呼吸器内科部長 石原英樹
5月10日(土)まで「ゆとり週間」
全庁一斉、定時退庁に努めよう
自然にふれよう
能勢棚田 田植えイベント
申込締切 5月12日(月)
作業後は府民牧場でバーベキュー
◆日時 5月17日(土)午前9時30分集合(雨天決行)
◆場所 能勢町長谷地区公民館前
※参加者には地図をお送りします。
◆内容 10時 田植え(手植え)
※田植え終了後、府民牧場へ移動
11時30分 昼食(バーベキュー)
※昼食後、自由行動・解散
☆府民牧場・手作りバター体験教室
☆能勢の郷・簡保センターでお風呂 など
◆参加費 大人1人1000円(中学生以下は無料)
◆交通手段
○電車 阪急梅田→(宝塚線)→川西能勢口駅(急行で30分)→(能勢電鉄乗り換え)→山下駅(約20分)→現地(駅前から送迎バス9:00・9:30・10:00発あり)
○自動車 阪神高速池田線・池田木部出口→(国道173号線直進)→能勢第2トンネル通過後、「平野口」三差路左折(左にコンビニあり)→現地まで約5分
◆その他 タオル・着替え・雨具などは各自持参のこと。
◆問い合わせ・参加申込
自治労府職書記局 06(6945)4056 12日までに中村まで
漁業体験&海鮮バーベキュー
今度は釣りもできちゃいます
申込締切は5月14日(水)
と き 5月24日(土) 午前9時30分集合
(船が出ます。時間厳守で!)
ところ 田尻漁業協同組合内 海洋交流センター
泉南郡田尻町りんくうポート北
TEL0724‐65‐0099
※南海本線「吉見ノ里」駅より大阪湾方面約900m
対 象 今年度新規採用職員、自治労府職組合員とその家族など(先着50人まで)
参加費 ○各コース飲んで食べて中学生以上3,000円
(6歳以上の子は1,500円)
※6歳未満の子は乗船不可。漁船はそこそこ揺れるため、事前に体調を整え、念のため着替えの準備もお願いします。
○体験はしないが、飲んで食べてのみで中学生以上1,000円(小学生までの子は500円)
申込み 5月14日(水)までにユース部本庁ブロック会議または役員/山崎(地域保健)・津田(障害保健)・池口(能力開発)・坂田(商工振興)・松山(雇用促進)・池田(子ども青少年)まで。
Tel 06−6945−4056 Fax 06−6945−1315
ユース部・本庁ブロック会議は、恒例となった田尻漁港・海洋交流センターでの「漁業体験&海鮮バーベキュー」を5月24日(土)に開く。
今回は、オプショナルコースとして「釣堀体験」も用意。新規採用職員で、まだ、組合に入っていない皆さんや、組合員の皆さんのご参加お待ちしています。
【漁業体験&バーベキュー】 漁船に乗って、関西空港発着の飛行機を真下から眺めるクルージングを楽しんだあと、網を仕掛けて魚を捕る漁業を体験。捕れた魚介類は港に戻ってバーベキューの具に。
【釣堀体験&バーベキュー】 田尻漁港沖の釣堀いかだで90分間の本格的な釣りを堪能。道具も借りられ、手ぶらでも釣りが楽しめる。釣った魚は当然、バーベキューの具に。
◎両コースの参加者が合流してバーベキュー。
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