機関紙「自治労府職」

 2003年9月11日号

府労連
退職手当の支給割合見直しで申し入れ
定昇延伸の復元強く求める

 府労連は、7月7日に当局から提案された「退職手当の支給割合の見直し」について、9日に開いた3役会議で態度決定し、同日、知事に対して左記のとおり申し入れを行った。
 当局の提案は、国家公務員の退職手当支給水準が本年10月から引き下げられることから、国に準じた制度とするもので、自己都合を除く勤続20年以上の退職者への調整率を、2004年1月から100分の110を100分の107に、2005年1月以降は100分の104とする内容。9月議会に提案し、一定の周知期間を置いて来年1月1日から実施したいとしていた。
 府労連は今回の見直しについて、国に準じた引き下げ幅はやむを得ないとしても、定期昇給の24月延伸など、大阪府の賃金抑制状況が何ら考慮されておらず、極めて不満な内容だが、国と他府県の状況、さらにマスコミを総動員した「退職手当削減キャンペーン」が行われるなかで、退職手当削減反対闘争の勝利への展望が見出せない状況にあり、当局の見直し提案について不満であるがやむを得ないと判断した。
 申し入れでは「定期昇給の24月延伸が復元されることを前提として提案を了承したい思いだ。当局には早期復元に最大限の努力をお願いしたい」と強く求めた。
 すでに総務省では2006年に抜本修正を行うことを示唆しているが、これ以上の改悪を許さないため、府労連は連合官公部門連絡会に結集して闘うとともに、引き続く2003秋季年末闘争を全力で闘う。
 自治労府職も府労連に結集し、さまざまな取り組みに参加していく。

2003年9月9日

大阪府知事 太田房江 様

大阪府労働組合連合会  
執行委員長 門川順治

「退職手当の支給割合の見直し」提案に対する府労連の態度と申し入れについて

去る7月7日、府労連に提案のあった「退職手当の支給割合の見直し」提案について、下記のとおり態度を決定したので通告する。

1.提案内容は、職員の退職後の生活設計に多大な影響をもたらすものであり不満である。しかし、公務員労働者を取り巻く厳しい環境の下で、やむを得ないと判断し、提案を了承する。
2.既に、定期昇給24月延伸等が復元されないまま退職する職員が多数発生している。今回の見直しにより、今後退職する職員の退職手当は、算定基礎額と支給率で二重に削減されることになる。したがって、定期昇給24月延伸を早期に復元することを強く求める。

以上

公務員連絡会、総務省と交渉
人勧の検討状況を追及


 公務員連絡会は9日、総務省交渉を実施し、人事院勧告を受けた政府の検討状況をただした。
 公務員連絡会が、人勧に係る現段階の検討状況などをただしたのに対して、総務省人事・恩給局長は「人勧は労働基本権制約の代償措置で、これを十分踏まえて検討を進めている。8月8日に勧告を受けて同日に第1回目の給与関係閣僚会議が開かれたが、ここでは国政全般の観点から慎重に検討を進めるとし、結論は得られなかった」と、現段階の見解を述べた。
 これに対し公務員連絡会は「人勧が出されたとき、総理は完全実施すると発言し、また、関係閣僚会議で、担当大臣の総務大臣も勧告通り実施すべきと発言したと聞いている。もっと具体的な方向が明確にされるべきではないか」「総務省としては本年の減額調整方式受け止めて、勧告通り実施するのか」「定員削減などで、労働密度は高まっているのに給与が削減されることは納得できないが、民間準拠の枠組みの中では、受け止めざるを得ないと判断した。マスコミの扇動でマイナス幅を上乗せする事態は許せない。勧告どおり実施する方向で進めるべきだと考えている」とただしたのに対し総務省は「総務大臣の発言は直ちに完全実施することを述べたのではなく、人勧尊重の基本姿勢を明言したもの。減額調整方式は勧告に含まれるものと考えている」と回答した。
 最後に公務員連絡会は「給与削減は公務員の士気に影響を与える。政府は使用者責任を明確にすべきだ。人勧の取り扱いが決定の際には、政府から何らかのメッセージがあってしかるべきだ」として交渉を終えた。


今年度末で出勤簿廃止 
カードリーダー設置へ


 府当局は5日、自治労府職に出勤管理のためのカードリーダーを設置することを通知した。
 これは、2004年4月から本格稼動する総務サービス事業の一環で、病院と大学を除くすべての職場から出勤簿が廃止される。
 本館には、夜間通用門など8台が設置されるほか、別館には4台を設置する。また、出先機関についても9月から順次設置が行われる。
 なお、職員証が従来のものからIDカードに変更されることとなり、表示する名前の確認や写真の差し替えを希望する場合は9月中に所属を通じて人事課に提出することで変更が可能で、新職員証は2004年1月1日に交付される。


自治労続開大会
28日、東京で開催


 自治労は、大会3日目に採決を行った「21世紀宣言(案)」が可決に至らなかったことから休会となっていた大会の続開を、9月28日に東京の厚生年金会館で開くことを決めた。
 続開大会では、「21世紀宣言(案)」の提案と「役員選挙」が行われる。


大阪センチュリー交響楽団
オーケストラ自主公演


 自治労府職は、チャレンジ基金を活用し、大阪センチュリー交響楽団のオーケストラ自主公演を行う。
 下記のとおり日程やプログラムが決定しており、近日中に申込み受付を開始する予定だ。

と き 11月13日(木)17時30分開場
           18時30分開演

ところ 森ノ宮ピロティーホール
テーマ センチュリー・ファンタジックワールド
    「千と千尋の神隠し」をはじめとする宮崎アニメのテーマソングや「ロード・オブ・ザ・リング」などの映画音楽を中心に演奏の予定
指揮者 堀 俊輔さん


こころの病への理解のため、ご一読を
「こころの健康大丈夫」講演録発行


 建設支部と自治労府職本部が共催し、6月に開いた学習会「こころの健康大丈夫」の講演録が完成した。テーマに興味のある人には講演録をお譲りするので、本部書記局か建設支部までお申込み下さい。
 学習会には、名越クリニック院長の名越康文さん(元自治労府職組合員)を講師に招き、お話をいただいた。
 講演では、睡眠障害や体重の増減といったうつ病などの兆候の見分け方や、同僚にうつ病の症状が見られたときの病院への誘導の手法、職場復帰に向けたリハビリ出勤の具体的な例などを分かりやすく解説している。
 近年急増している「こころの病」に理解を深めるため、ぜひご一読を。
お申し込みは本部書記局


 公開セミナー
 女性医療を考える


 クレオ大阪東では公開セミナー「今なぜ女性医療が求められるのか」を開く。講師にはウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長の対馬ルリ子さんを招く。
 都立墨東病院、総合周産期センター産婦人科医長、女性のための生涯医療センターViVi所長などを経て現職に就かれた対馬さん。長年女性医療に携わってこられた対馬さんから、これまでの女性医療の取り組みや女性外来の意義、そして今後の日本医療の課題について聞く。
▼日時/10月5日(日)午後2時〜午後4時▼会場/クレオ大阪東(JR環状線「京橋」駅下車、南口から南へ徒歩7分)▼定員/100人▼参加費/無料▼申込方法/往復ハガキにセミナー名と住所・名前・年齢・電話番号を記入のうえ9月25日までに左記に送付。なお一時保育を希望の方は子どもの名前と年齢を。手話通訳を希望の方はその旨を明記▼申込先・問い合わせ/〒536―0014 大阪市城東区鴫野西2―1―21  クレオ大阪東「公開セミナー」係TEL06(6965)1200、FAX06(6965)1500


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