機関紙「自治労府職」

 2004年1月11日号

府労連・自治労府職推薦
太田(予定)候補の必勝に全力
太田房江(おおたふさえ)

 大阪府知事選挙が、2月1日の選挙に向けて1月15日に告示されます。私たちの賃金・労働条件はもちろん、880万府民の暮らしに大きく影響することから、府労連・自治労府職では知事選挙を最重要課題と位置づけ取り組みを強めています。府労連・自治労府職とのより良い労使関係の下で府政発展に奮闘する決意の太田房江知事の圧倒的な勝利に向けて、全組合員の結集をお願いいたします。

プロフィール
 1951年生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業。1975年通商産業省入省。94年近畿通産局初の女性部長に就任。97年岡山県副知事などを経て、2000年2月、全国初の女性知事として大阪府知事に当選。

趣 味
 音楽鑑賞・ピアノ演奏・料理


太田房江 3つのビジョンと8つの重点政策

3つのビジョン

タフでたくましい大阪

生きがいをもって暮らせる大阪

訪れたいと思う大阪


8つの重点政策

中小企業を再生し、雇用を創出します

安全なまちづくりをすすめます

次代を担う子どもを大切に育む教育を充実します

子育てに夢と喜びを持てるよう支援します

元気で安心して暮らせる健康づくりをすすめます

都市環境を創造し、大阪の文化力をアップさせます

優しさと思いやりに満ちあふれた社会をつくります

しっかりとした府政をつくる行財政改革をすすめます


2月1日が投票日
大阪府知事選挙は1月15日に告示され、2月1日に投票が行われます。大阪の今と未来のために、必ず投票に行きましょう。


04春闘スタート
自治労
安心・信頼の年金制度確立方針など確認
ベアは論外、春闘は終焉した 経団連


 自治労は12月17、18日、静岡県で2004春闘中央討論集会を開き、安心と信頼の年金制度確立など4つの重点課題を柱とする春闘方針を確認した。11月21日には連合が春闘方針を確認したほか、日本経済団体連合会も12月16日に経営労働政策委員会報告を発表。労使双方の方針が決まり、04春闘がスタートした。

【自治労2004春闘中央討論集会】
 あいさつした人見委員長は「04春闘は高い失業率が続き、労働者の賃金が10年前の水準に戻るなどの厳しい状況で闘われる。公務員への人件費削減圧力が強まるなか、賃金労働条件を守りながら、より良い公共サービスを提供していく取り組みが重要だ」と述べた。また、自衛隊のイラク派遣について「12月9日の閣議で自衛隊派遣が決まったが、これは憲法が求める平和主義からも誤ったこと。平和を守る闘いは自治労の大きな柱であり、反対の取り組みを強めたい」と訴えた。
 自治労は、重点課題として、@自治体における公正労働と同一価値労働・同一賃金の実現に向けた取り組み、A職場のワークルール確立の取り組み、B安心と信頼の年金制度確立の取り組み、C分権・自治を確立し質の高い地域公共サービスを実現する取り組み、などを骨子とする春闘方針を提起・確認した。
 今後は、1月29、30日に開かれる中央委員会で春闘方針を決定し、2月下旬のストライキ批准投票では圧倒的な高率での批准をめざす。
 自治労府職も2月のスト批准投票や3月12日に予定されている全国統一行動、連合などが提起する各行動に積極的に参加し、取り組みを強める。

【連合中央委員会】
 あいさつした笹森会長は「雇用と生活悪化に歯止めがかからない情勢下で闘う04春闘は、中小地場組合への闘争支援、共闘強化によって『底上げ』を勝ち取り、格差圧縮に全力をあげよう」と述べるとともに、企業別組合の交渉力強化と4つの最重点課題に対する取り組み強化を強調した。
 政策課題のなかで年金制度改革については「厚生労働省が提起している内容は『改悪』である」と批判。65歳定年制については「年金を受け取れる年齢まで誰もが働ける仕組みづくりが必要」との見解を述べた。
 最重点課題として@景気、雇用、年金を柱とした政策要求の実現、A賃金カーブの確保と賃金の底上げ、Bパート労働者等の処遇改善と均等待遇の推進、C不払い残業の撲滅と総労働時間短縮の推進、とするほか、最重点課題を具体化するためすべての組合が@賃金カーブ維持分の労使確認と賃金カーブの確保、A全従業員対象の企業内最低賃金の協定化、B労働時間管理の協定化、とする「ミニマム運動課題」の取り組みを徹底し、労働組合運動の求心力を高める。と提起した。

【日本経団連・経営労働政策委員会報告】
 報告では、賃金問題の考え方として「雇用の維持・確保のため、付加価値生産性が下がれば、人件費を減らす覚悟で賃金決定を行なう姿勢が必要」としたほか、労使関係のあり方として「賃金水準の適正化と年功型賃金からの脱却。一律的なベアは論外で、賃金制度の見直しによる属人的賃金項目の排除や定期昇給の廃止・縮小、さらにはベースダウンも労使の話し合いの対象になりうる」とするとともに「労働組合が実力行使を背景に賃金水準の社会的横断化を意図する『春闘』はすでに終焉した。今後は労使一体で生産性向上や様々な改革を成し遂げなければならず、その意味で企業別労使関係の重要性は強まっており、企業の存続、競争力強化の方策を討議し検討するという『春討』、『春季労使協議』に変えていくことが望まれる」としている。

2004春闘の行動日程(案)
1月29日(木)〜30日(金)
  自治労第128回中央委員会 〈春闘方針決定〉
2月6日(金)
  連合春闘開始宣言集会
2月19日(木)〜25日(水)
  ストライキ批准投票期間
3月8日(月)〜11日(木)
  対自治体統一行動ゾーン (集会・ビラ配布など)
3月12日(金)
  対自治体全国統一行動 (29分時間内集会)


労働支部2004年旗びらき
太田知事の支援確認


 1月7日に開かれた労働支部の旗びらきに太田知事が駆けつけ、組合員にエールを送った。
 思わぬゲストの登場に参加していた労働支部組合員も少し驚いた様子だった。
 2月1日に行われる知事選挙での必勝を祈念し、支部組合員が知事に花束を手渡すと会場には拍手が鳴り響き、太田知事の支援を固く確認した。


写真展
「世界の戦場から」


 ピースおおさかでは特別展「『世界の戦場から』写真展」を開く。
 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)に所属する写真家たちは、世界各地の戦争や紛争現場などで人命や人間の尊厳が危機にひんしている事実を取材し、その実像を伝える活動をしている。彼らは報道規制や情報操作に惑わされることなく、現場の目撃者として問題を真摯(しんし)に理解することをめざしている。
 この特別展では、戦争の悲惨さと平和の大切さをあらためて考えるため、JVJAに所属している11人の写真家たちの作品約100点の展示をする。
▼期間/1月10日(土)〜3月7日(日)▼会場/ピースおおさか(JR環状線・地下鉄「森ノ宮」駅下車西へ徒歩5分)▼開館時間/午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)▼休館日/毎週月曜日と1月31日、2月12日、3月2日▼出展者/広河隆一、古居みずえ、小林正典、森住卓、豊田直巳、佐藤文則、林克明、桃井和馬、山本宗補、亀山亮、大石芳野(特別友情参加)▼入館料/一般250円、高校生150円、中学生以下・65歳以上・障害を持つ方は無料▼問い合わせ/ピースおおさかTEL06(6947)7208、FAX06(6943)6080、URL http://www.mydome.or.jp/peace/