機関紙「自治労府職」

 2004年5月11日号

大阪地方メーデー
雇用・生活の悪化は許さない
デコ・プラコンクールで社保労組が2・3位入賞


 空が青く澄み渡った5月1日、大阪城公園で開かれた第75回大阪地方メーデーには労働者8万人が結集し「雇用と生活のこれ以上の悪化は許さない」との決意で「年金改悪の絶対阻止」「平和と人権を守る」など、闘う意思統一した。
 伊東実行委員長(連合大阪会長)は「働く者の不安や不満を解消し、連合大阪がめざす『労働を中心とした福祉型社会』実現のため、組織の総力をあげて取り組む運動を全員で確認しよう」として「年金制度改革で政府は、審議を一方的に打ち切り、強行採決した。国民世論を無視した暴挙に対し、これまで以上に反対の声をあげ、要求実現への行動を起こすことが最大の武器であり効果となる。安心と信頼の年金制度への抜本改革に向けすべての組織での運動を引き続き徹底しなければならない」「世界・日本で平和と人権が脅かされている。労働運動が人権運動そのものであるとの認識のもと、世界の労働者と連帯し、平和と人権が守られる世界づくりに挑戦することを誓い合おう」などと訴えた。
  ◆     ◆
 メーデー会場では、社保労組の組合員が「医療・年金相談コーナー」を開設した。早朝から、組合員がメーデー参加者にビラを配布して宣伝しながら、相談に訪れた参加者には組合員が具体的なアドバイスを行った。
 また、社保労組の各支部は、プラカードをコンクールに出展。東大阪支部が2位、天満支部が3位に入賞した。


7人の仲間が沖縄へ
14日平和行進


職場からのカンパに感謝

 5月14日からの平和行進に向け、自治労府職の7人の仲間が沖縄に向かう。行進は5月14日から16日の3日間で3コースに分かれて行われる。
 自治労府職の仲間は西コース(名護市から普天間基地)に参加。基地の全面返還を求め、普天間基地包囲行動を行った後「平和とくらしを守る県民大会」に合流する。
 今回の平和行進は、米英によるイラク占領が続き、沖縄をアジア・太平洋地域を中心とした侵略出撃拠点として位置付けられようとしている情勢のもとで行われ、反戦・平和を訴える重要な取り組みとなっている。
 自治労府職は、行進に合わせて平和連帯カンパにも取り組んでおり、各支部・分会から温かい支援の輪が拡がっている。
【自治労府職の参加者】
高橋淳一郎(本部)
木村 順一(社保労組)
松山  剛(社保労組)
米沢 正明(職安労組)
岡田 茂彦(建設支部)
青山 純一(中宮病院支部)
森広 映治(中宮病院支部)


労働問題を基礎から学べる労働大学
受講生を募集中


受講経費(39000円)は組合が負担
成績優秀者には厚生労働大臣表彰が


 労働問題に関する知識を基礎から専門分野まで体系的に学ぶため、大阪労働協会では労働大学を毎年開講している。
 自治労府職では、労使関係や雇用・企業経営など、労働問題のスペシャリストを養成するため、労働大学への受講希望者に対し、受講経費を全額負担する(前期・後期で39000円)。
◆期間/【前期】5月6日から9月上旬まで(週2から4回)18時10分から20時30分、【後期】10月中旬から2005年2月上旬まで(週2回)18時10分から20時10分
※後期講座は前期講座修了者を対象に行われるため、後期講座のみの受講は不可)
◆会場/エル・おおさか(大阪府立労働センター)南館5階ホール
◆受講料/無料
※労働組合が全額負担。
◆内容/前期・41回(講義式)、後期26回(ゼミ式)
◆修了資格/【前期】講義回数41回のうち27回以上出席し、全科目の試験に合格した者、【後期】講義回数26回のうち17回以上受講し、論文(レポート)に合格した者
※前期講座を修了した者には、大阪労働大学講座協議会会長から修了証明書を、さらに、後期講座を修了した者には修了証書を交付する。
◆表彰/修了者のうち、前期・後期講座を通し、成績優秀者には厚生労働大臣表彰・知事市長賞を交付する。
 受講を希望する組合員は自治労府職書記局までご連絡を/TEL06―6945―4056
※5月6日から開講しているが、これからの申し込みでも修了は可能


23日に棚田で田植えイベント
素足で自然と触れ合おう


 能勢町ながたに地区に広がる田園風景のなかで開かれる田植えイベントに参加しませんか。
 自然環境保護のために例年行っている棚田での田植えイベントが5月23日(日)に行われる。申し込みの締め切りは、5月17日(月)となっており、組合員の皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。
◆日時/5月23日(日)午前9時30分集合(雨天決行)
◆場所/能勢町長谷地区公民館前広場
      ※参加者には地図を送ります。
◆内容/田植え(手植え)、
      府民牧場に移動してのバーベキュー、
      昼食後は自由行動
◆参加費/大人1人1000円(中学生以下は無料)
◆アクセス/阪急梅田→川西能勢口駅→能勢電鉄・山下駅→阪急バス森上下車→徒歩約30分→現地
◆その他/タオル・着替え・雨具などは各自持参のこと。
◆参加申込/自治労府職書記局までTEL06(6945)4056


国費評労働部会
実効ある雇用対策の実現に向け
3・12学習交流会に東京・沖縄・大阪から80人

 労働法制と雇用労働分野の「規制緩和の進行」や「ハローワーク民営化論」といった厳しい情勢のなか、連合と自治労の雇用労働分野の運動を第一線から強化し、職場組合員の期待に応える運動が求められている。こうした情勢を受け、労働部会連絡協議会は「学習交流会」を昨年に引き続き大阪で開いた。
 自治労国費評議会労働部会は、自治労に結集する大阪労働局職安労組(山本和要委員長/150人)、東京職業安定行政職員労働組合(駒井卓委員長/1450人)が中心となり、沖縄国家公務員労働組合労働支部(屋良安宏委員長/130人)全労働省労働組合大阪職安支部(角倉潤委員長/760人)に呼びかけ、連携・協力を一層進め、組織強化と運動の発展をめざし、取り組みを進めている。
 3・12学習交流集会は@深刻な雇用失業情勢のなか、職業安定行政の充実・強化を求め、社会的要請に応えられる第一線機関の行政機能強化を求める、A労働者保護に逆行する雇用・労働分野の「規制緩和」や「ハローワークの民営化・独法化」に反対する、B職業安定行政の地方分権をめざし、都道府県の労働行政や自治体の雇用施策と職業安定行政の連携を確保させるため、厚生労働省への取り組みを進めること、C労働を中心とした福祉型社会の実現をめざし、有効な雇用労働政策を展望して闘う、として学習と交流を深め、闘う決意を固めあう目的に開かれた。
 集会にで自治労本部の笠見副中央執行委員長は「国費評議会の労働関係の組合の皆さんには、大変なご努力をいただいている。本州海の決意に期待している。連合は、働くことに価値を置き、安心・安定・安全に暮らすことができる『労働を中心とした福祉型社会の実現』を運動の基本としている。労働政策は人権政策でもある」として、フリーターや不安定雇用の課題について触れ、自治労の雇用労働政策の強化を訴えた。そして「良質な公共サービスを実現し、ハローワークの民営化論を打ち破る取り組みを自治労全体で推進していきたい」と激励した。
 自治労国費評議会からは、平岡事務局長が「労働部会連絡協議会は、対職業安定局『ハローワーク民営化反対署名』を提出する行動、予算要求期の政策要求など、昨年から本格的活動を進め、国費評議会の運動を広めている。職場の労働条件を守る闘い、社会保障拡充の闘いを社会保険職場と職業安定職場が連携して強力に進めたい。年金制度改革が国会で議論されている。医療・年金・労働行政、ともにセーフティネットとしての社会保障制度の充実が求められる。国費評議会は労働部会の活動、提言に全力を傾けたい」と激励と決意を表明した。
 労働部会を代表して山本部会長は「昨年4組合が労働部会としての第一歩を踏み出した。総合規制改革会議の答申は暴論だ。国費評議会に結集し職場からの活動を進めたい」と決意を述べた。
 基調報告は駒井副部会長が行い、参加4組合の参加者から、それぞれ決意表明が行われた。
 続いて労働市場の研究者である佐野哲助教授(法政大学)を招き「『公共職業紹介事業のあり方』をめぐる議論の展望」と題した記念講演を受けた。佐野助教授は、民間事業者の論議に深く通じ、国際動向を含めた核心に触れる講演となった。特に「ハローワークの職員が自らの手で行政を改革することが急務」と期待を含め熱心に語った。
 参加者からは「厳しい事態を改めて認識した」「民営化論、独法化論に対抗するには、情勢全体を捉えた職場からの運動が必要だ」「逆にファイトがわいてきた」との声が寄せられた。
【職安労組発】


もんじゅ
明かされた真実


 市民団体ストップ・ザ・もんじゅ事務局は「高速増殖炉もんじゅ―明かされた真実」と題したビデオを製作した。
 高速増殖炉「もんじゅ」は、1995年にナトリウム火災事故を引き起こし、今日に至るも運転を停止している。住民が裁判に訴えたのが1985年。行政訴訟としては通常取らない「無効確認訴訟」となり、2003年1月、原告完全勝訴の歴史的な判決が下された。高裁は、国の安全審査に重大な落ち度を認め「もんじゅ」許可の無効を言い渡した。ビデオでは、裁判で明らかにされた3つの安全審査の重大な落ち度を通して「もんじゅ」に潜む危うさを問いかけている。詩の朗読を吉永小百合さんが、ナレーションを坂本龍一さんが担当している。
 希望する組合員に無料で貸し出します。問い合わせは本部書記局まで。


詰碁&詰将棋
オリジナルレインボーカード
正解者全員に


 4月11日号掲載の詰碁&詰将棋の答えは上記の通りです。
 次の正解された方々にオリジナルレインボーカード(1000円分)を送ります。(敬称略)
川村 豊(府立病院)
田中誠司(社保・堺西)
山岡 勉(税務・大自)
竹内 昭(中宮病院)

詰碁
 白先活。白1のコスミが形。次に2と3が見合いです。白1でイとアテるのは黒2白3黒1白ロ黒ハで死にます。

詰将棋
 3二飛、2三玉、1三金、同玉、1二飛成まで五手詰め。


ユース限定
野球観戦ツアーin大阪ドーム
近鉄vs日本ハム
6月11日(金)18時00分プレーボール


と  き 6月11日(金)18:00プレーボール
と こ ろ 大阪ドーム
対 象 者 参加対象はユース部員・新規採用者限定です。
参 加 費 1,000円
申し込み 自治労府職ユース部まで TEL06−6945−4056
締め切り 5月31日(月)または定員(30人)に達したとき
そ の 他 お弁当と飲み物もついています。