機関紙「自治労府職」

 2004年8月21日号

公務労協
公務員制度改革・新しい評価制度など交渉
一方的な法案作成は許さない

 公務労協は19日、行革推進事務局長と交渉し、第1回政労協議の確認に基づく誠意ある交渉・協議を行なうよう強く求めた。行革推進事務局は与党申入れを受け、能力等級制と再就職管理を柱とした「国家公務員制度改革関連法案の骨子」(案)や「新しい評価制度」(案)を提示して議論を進め、臨時国会に法案を提出する動きを強めている。交渉で公務労協は、改革課題全般を議論し、合意のもとに制度改革を進めるよう迫った。また、13日の交渉で提示を求めていた「質問書への回答」「法案骨子案の前提となる制度検討の原案」「新評価制度案の再提案」について質した。
 これに対し行革推進事務局長は、@質問への回答は、まとまり次第、提示する、A骨格案は検討中であり、制度的な質問があれば意見交換のなかで説明したい、B実績評価は、制度官庁で検討しているが、とりまとめの責任は推進事務局にある、との見解を示した。
 見解に対し公務労協は、@労働基本権を付与する道筋を示すこと、A新たな評価制度に組合の参加・関与を保障すること、B天下りは幅広く規制すること、を要求した。
 行革推進事務局は「与党の申入れを受け、能力等級制度と再就職の課題を中心に検討しているが、この課題に限らず、キャリア制度の見直しもなおざりにはしていない。労働基本権問題は、公務の安定性確保や国民生活に与える影響など慎重な検討が必要と考えるが、議論していく」との考えを示した。
 さらに公務労協から、@労働基本権は、政治の場での議論だけでなく、事務方からも積極的に発言すべき、A制度改革では、評価制度が重要な課題。能力・業績評価に基づき任用・処遇を決めるなら、評価の仕組み、結果の活用など労使で協議する仕組みを作らない限り機能しない。能力等級制度は勤務条件性があり、このことをふまえて議論願いたい、B早期に2回目の政労協議に入れるよう、条件整備に努力願いたい、と求めた。
 交渉の結果、@政労協議で確認された「交渉・協議に基づき制度改革を進める」とした考えで制度設計を進める。一方的に法案を作成することはしない、A交渉・協議では、労働基本権問題も課題とする。能力等級制度の具体的制度設計の検討に当たっては、組合との協議をふまえて行なう、B質問書は、文書で回答する。制度的な内容については、なお、組合の意見を聞いて、どのように対応するか検討する、との3点が確認された。
 公務労協では、質問書への回答などを踏まえて、今後の交渉・協議の課題、進め方について行革推進事務局と話し合うことにしている。


脱原発を政策で決めれば動き出す
被爆59周年、原水禁広島大会に参加

 被爆59周年を迎えた原水禁広島大会に、5日の分科会から参加した。分科会「原子力政策の転換へ向けて」では、原子力資料情報室の西尾漠共同代表が「原発がないと停電する。原発は安い。地球温暖化を防ぐ」などの宣伝が、事実で否定されていることを解説し「国も電力会社も本音では止めたいが、自分の責任で止められない。脱原発を政策で決めれば、できることはたくさんあり、動き出す」と提案。
 続いて、小林圭二前京大原子炉講師が「原発では、広島でばら撒かれた死の灰が1炉1年の運転で1000倍以上作られる。これが問題の根源」と話を始め、再処理やプルサーマル計画の危険性などを解説した。
 各地報告では、再処理工場のウラン試験反対を闘う青森から、直接処分とのコスト比較が隠されていた問題で「県民はだまされ続けてきた」と怒りの報告。福島からも、コスト比較隠しを受けて、県の部長会議であらためて原子力安全・保安院の経済産業省からの分離を求めることが確認されたと報告。自治労府職は低レベル放射性廃棄物のスソ切り処分制度化が来年の国会で狙われている問題を訴えた。
 午後からは、原水禁運動交流の分科会に出席。高齢化する被爆者の支援など当面する課題について福山事務局長の提起をもとに議論を行った。
【本部 末田一秀】


現業評議会
労働条件・人員確保で要求書提出
昇任・ESCO事業など30項目


 自治労府職現業評議会は18日、当局に対し労働条件及び人員確保に関する要求書を提出した。
 現業評議会では、新規事業や業務の見直しが伴う新年度予算編成方針への着手は、現業職員の労働条件に直接影響する重要な課題と受け止めており、現場の第一線で働く組合員からの切実な要求を取りまとめた。
 要求では新たに、@現場の意見を業務に反映させるため、昇任について考慮すること、A人事評価制度における、苦情相談の件数と苦情内容の例示、B府立5病院へのESCO(エスコ)事業導入について現業評議会との協議、CESCO事業の検証と労働条件への影響について具体的に示すこと、D職員グラウンド(舞州)の整備・拡充を図ること、などを含め30項目について真摯な対応を求めた。
 これに対し当局は「関係課と調整し、誠意を持って回答する」とした。


自治労大会25日から東京で
中間総括・組織統合など議論


 自治労は25日から3日間、東京国際フォーラムで第75回定期大会を開く。今年は中間大会で、昨年の大会で決定された運動方針に基づき、前年の中間的な総括と、今後の取り組みについて議論が展開される。
 自治労府職は19日に中央委員会を開き、大会に臨む態度を決定。方針に賛成する立場で、積極的に討論に参加する。
 今回の大会では年間行動計画(案)、当面の闘争方針(案)、長期共済等の事業閉鎖および全労済への契約移転に関わる手続き(案)、そのことに伴う95億円を上限とする長期共済等自治労本部責任負担投入(案)、地公3単産・全国一般との組織統合に関する取り組みなど、13の議案が予定されている。
 代議員は、昨年の投票で既に選出しており、大会での対応については、代議員に一任する。


精神医療職場交流集会に参加
府民の理解を得られる精神医療へ

 7月30・31日、福岡県で、公立精神医療職場交流集会が開かれ、23都道府県から94人の参加があった。
 初日は自治労中央の衛生医療評議会事務局長の木村崇さんから、県立病院の「地方公営企業法全部適用・地方独立行政法人化の動向について」、次に弁護士の大神朋子さんから「心神喪失者等医療観察法」の構造と付添人の課題の講演があった。続いて職場報告があり、福岡県立精神医療センター大宰府病院から「公設民営化反対の取り組み」、次に島根県立湖陵病院からは「新病院のPFIでの建て替えの取り組み」の報告があった。
 2日目は、参議院議員の朝日俊弘さんから「心神喪失者医療観察法の施行を目前にして」〜検討すべきいくつかの問題と課題〜で講演があった。次の分科会では、1グループ20〜30人で4グループに分かれ課題を持ち寄り自由討論をおこなった。自由討論では、病棟再編と職員削減、PFIでの建て替え、現業職場の合理化、非常勤導入、全適・独法の検討、外部監査など、そして、職場での問題や課題の報告があり意見交換を行った。
 午後からは、福岡県立精神医療センター大宰府病院を見学し2日間の職場交流集会を終えた。
 各県も財政難であり、病院の累積赤字を理由に人員削減、給与抑制の攻撃がある。精神医療では、診療報酬の単価が安く収益を上げるのは非常に難しい。これからは政策医療であるアルコール・薬物・思春期・触法患者の受け入れを行い、赤字病院であっても府民から理解が得られる精神医療の取り組みが今後の課題である。
【中宮病院支部 支部長 山中 章】



愛車見舞金共済

ご加入の方にはプレゼントも!

 7月1日から、愛車見舞金共済がリニューアルされ、掛金や補償が見なおされました。新たな制度概要は下表のとおりとなっています。
 新愛車見舞金共済にご加入された組合員さんには自治労共済から粗品をプレゼントします。また、自動車共済に新規ご加入の組合員さんにも自治労府職から粗品をプレゼントいたします。
 詳しくは自治労府職福利厚生部までお問い合わせください。



補償内容と共済掛金
 共済掛金は、契約車両の時価額や新車・中古車を問わず、1年契約の一律定額掛金で年払です。
 また、車種区分は普通・小型車と軽四輪車の2種類です。

車種 自家用普通乗用車及び小型乗用車・自家用小型貨物車・身体障害者用特殊自動車 自家用軽四輪乗用車及び自家用軽四輪貨物車・身体障害者用特殊自動車
見舞金算出式 (損害額×過失割合)−免責金額 (損害額×過失割合)−免責金額
補償限度額 100万円 100万円
免責額 1回目0円  2回目以降5万円 1回目0円  2回目以降5万円
全損時最低時価額 @事故発生時まで10%減額した額
A15万円
@事故発生時まで10%減額した額
A10万円
全損臨時費用 5万円*見舞金と合わせて補償限度額の範囲内 5万円*見舞金と合わせて補償限度額の範囲内
レッカー費用 3万円限度(全損・分損問わず)
*見舞金と合わせて補償限度額の範囲内
3万円限度(全損・分損問わず)
*見舞金と合わせて補償限度額の範囲内
共済掛金 22,000円 18,000円

(備考)見舞金は千円未満を切上げとし、千円単位で支払います。


たべる健康事典
美容と健康にメカブとモズク


 暑い夏が続いています。今回は体に良く、のどごしもさわやかなメカブとモズクを紹介します。
 飽食の時代のキーワードはおいしさに加えて健康・栄養です。米と海産物・野菜をバランスよく食べる日本の食生活が、洋風のものに代わり体格はよくなりましたが、骨が弱く、粘りのある人格が作られにくくなったともいわれています。
 メカブはワカメの根元にある胞子葉というひだひだ部分で、春には生のものも出回ります。今では年間を通じて乾燥品に加え、各種の製品に加工され出回っています。生産地は三陸地方が有名ですが中国からもたくさん輸入されています。スライスした乾燥メカブを常備し、使う分だけを取り出して軽くお湯にくぐらせて使うとよいでしょう。お湯にくぐらせるとサッと鮮やかな緑色に変わります。これを酢の物やサラダにしていただきましょう。
 モズクも年に1度はどこかの番組で効用をおもしろく解説してくれます。その後数日は普段の何倍も売れるといった代物です。熱しやすく冷めやすい消費者が多いわけですが、継続は力なりで、食事の中にうまく取り入れ年間を通じて付き合っていきたいものです。
 モズクには太い種類と髪の毛のように細い種類があります。ツルツルとしたのどごしを楽しむなら太モズク、シコシコした食感を楽しむには糸モズクがおすすめです。
 名前の由来は他の海藻にくっついて育つので「藻付く」ということからきているとされます。漢字では海中でゆらゆらと動く雲に似ているところから「水雲」とか「海雲」と書きます。
 これらの製品はスーパーや小売店などで種類も数多く、土佐酢・黒酢などさまざまな味のものが出回っています。健康ブームに乗って海藻類の売場を広げている量販店が多いのです。価格は値下げ競争が過熱し、カップが3連になったものが1つ105円均一でよく販売されています。しかし、その多くは内容量が少なく、酢のスープに入ったメカブやモズクを食べているというより“飲んでいる”と感じます。安いのは確かに経済的ですが、内容量をよく確かめ、できればメカブやモズクのみを買い、自分の家の味付けで食べてほしいと思います。
 ところでメカブのぬめり成分ですが、これは昆布と同様、アルギン酸やフコイダンというものです。モズクにもフコイダンが豊富に含まれています。この物質は最近とくに注目されており、体に入ってきた悪者を退治し、血液をサラサラにし、がんや潰瘍(かいよう)のもとにもなるピロリ菌が胃壁にくっつくのを阻止する働きがあるとされています。ほかにもアレルギーの改善や免疫力の強化、ミネラル分の宝庫など多くの栄養・効用があります。
 海藻を十分とり、残暑を乗り切りましょう。