機関紙「自治労府職」

 2005年1月1日号

A Happy New Year

不安と混乱が続く時代のなか、新たな運動をつくりあげる。
この思いを組合員と共有し、あらゆる課題へ積極果敢に体当たりをしていきます。
自治労府職をパワーアップするため、本部執行部を組合員の多種多様な思いで色を塗ってください。

組合員の団結背景に奮闘
執行委員長 大橋 敏博


 新年明けましておめでとうございます。組合員ならびにご家族の皆さまには、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 日頃から、自治労府職運動に対しまして、ご理解とご協力をいただいていますことに深く感謝申し上げます。
 さて、引き続き低迷する日本経済のもとで、私たちのまわりには、さまざまな課題が山積しています。なかでも小泉政権が発足して5年目を迎えようとしていますが、リストラによる完全失業者が300万人、生活苦などによる年間自殺者が6年連続で3万人を超える状況にも現れていますが、新たな装いを凝らして登場した「小泉構造改革」が、市場競争原理を最優先し、弱肉強食のアメリカ型社会を目指していることが明らかになり、国民の政治に対する不満は増大しています。
 また、国と地方自治体の借金が1000兆円に迫る状況のもとで、大増税路線への転換が政治課題となりつつあります。小泉政権は、マスコミも動員した公務員バッシングを強めるとともに、新行政改革大綱では、公務員制度改革の2006年度実施は見送ったものの「職員定員10%削減」「市場化テスト法の制定」「地域給与の導入」などを決定し、国民の政治に対する怒りの矛先を公務員労働者にすり替えようとしています。
 国と地方自治体が自らの行政責任を放棄し、その業務を市場に開放し、利潤追求の手段にすれば、弱者をますます切り捨てることになることは明らかであり、反対運動を強めなければなりません。とくに、大阪府において進められようとしている府立5病院の地方独立行政法人化について、病院職場の皆さんの団結力を背景に「独法化反対」運動を展開しています。「現場の声」を無視し、一方的に「独法化」を推進しようとする府病院事業局の姿勢を断固として容認することができません。引き続き、緊迫した中での運動となりますが、ご理解とご協力をお願いします。
 このように、公務労働と公務員賃金などのあり方が問われる時代を迎えていますが、労働組合として、労働条件の切り下げに反対することと、同時に、私たちは、改めるべきところは改め、質の高い公務・公共サービスを府民に提供するため、府民と連携しながら粘り強く運動を積み重ねて行かなければならないと考えています。
  先月、政府は多くの国民の意志に反し、イラクへの自衛隊派遣の延長を決定しました。一昨年3月、アメリカ・イギリス軍の一方的な攻撃により始まったイラク戦争は、1万6千人にも及ぶ尊い命を奪い、いまなお続けられています。先制攻撃の理由としていた大量破壊兵器は存在せず「大義のない戦争」であることが明らかになっています。にもかかわらず、小泉政権はブッシュ政権に追随し「自衛隊の活動する地域は非戦闘地域である」などと、あくまでも戦争強力を続ける姿勢を示しています。今年は、太平洋戦争が終結して60年という節目の年に当たります。平和が脅かされている今日、イラクにおける自衛隊の即時撤退はもちろんのこと、世界の平和を求め、運動を進めて行きたいと考えます。
 厳しい状況が続きますが、組合員の団結を大切に、その力を背景としつつ、先頭に立って奮闘したいと思っています。
 この1年、組合員ならびにご家族の皆さまのご健康とご多幸を祈念して、新年のごあいさつとさせていただきます。


災害は忘れた頃にやってくる
地震から身を守るために

「東南海・南海地震」は、紀伊半島から四国沖の南海トラフ沿いのプレートの境界で発生する海溝型地震です。地球は「プレート」と呼ばれる10数枚の岩板によって覆われており、プレートはその下にあるマントル内の流動しやすい層の上を、1年に数センチずつ移動しています。そして、プレート同士がぶつかり合ったり、一方がもう一方の下にもぐりこみすることで、ひずみが蓄積され、そのひずみが開放されるときに地震が発生するとされています。
 東南海・南海地震の場合、フィリピン海プレートが1年間で約4センチ日本に向かって移動しており、おおむね100年〜150年の間隔でマグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返し発生するといわれています。
 大阪でも、1944年の東南海地震、1946年の南海地震の被害を受けており、さかのぼってみますと、684年の白鳳地震から現在までに合計12回の地震が発生しており、東南海・南海地震はいわば「確実に発生する地震」であると考えられます。
 2003年9月、国の中央防災会議の「東南海・南海地震等に関する専門調査会」より、東南海・南海地震が発生した場合の地震の規模と被害の想定が示されています。それによれば、地震の規模を示すマグニチュードは8・6、最悪の場合、全国で死者約1万7800人、建物の地震の揺れによる全壊・火災を含め約62万棟の建物被害が発生し、経済被害は約57兆円に及ぶと想定されています。大阪でも震度5強〜6弱の揺れとなると想定されています。
 東南海・南海地震は阪神・淡路大震災のような都市直下型の地震とは異なり、東海から近畿、四国、九州にわたる非常に広範囲に被害が及ぶとともに、海底で発生するので海水が持ち上げられ、津波が発生するのが大きな特徴です。
 大阪市の想定では、東南海・南海地震が発生すれば約2時間で、最大2・9メートルの津波が来襲するとされており、津波への対策・避難が非常に重要です。地震への備えは行政機関の取り組みである「公助」とともに、ご近所などの助け合いである「共助」、そして自らを守る「自助」が非常に重要です。
 そこで地震から身を守るための心得を列記しました。
●非常持ち出し品を用意する(食糧・飲料水、薬品、貴重品、衣類・日用品など)
●阪神・淡路大震災で亡くなった方の8割が家屋の倒壊が原因といわれています。耐震診断や耐震補強についても検討を
●家族の安否を確認(事前に連絡先を決めておく、NTTの災害時伝言ダイヤル171も利用)
●正しい情報をラジオ、テレビ、広報車などを通じて入手する
●海岸や河川敷で強い揺れを感じたときや、弱い地震でも長い間ゆっくりした揺れを感じたときは、直ちにその場を離れ、急いで安全な場所に避難
●津波注意報でも、海水浴や釣りは危険、津波の見物もやめる
●津波は繰り返し襲ってくるので、警報、注意報解除まで警戒する
 相次いだ地震・台風の発生など、昨年は災害の多い年でした。阪神・淡路大震災から10年を迎えるこの年に「災害は忘れた頃にやってくる」を念頭に、互いに災害に備えていきましょう。

〈非常持ち出し品の準備〉
・万一の避難に備えて、ヘルメットと右記の準備品をリュックサックに入れて準備しておきましょう。また、準備品は年に二、三回、品質点検をしましょう。

迎春2005年
執行委員長   大橋 敏博
副執行委員長  西岡  裕
副執行委員長  山本 和要
副執行委員長  西浦 昌寛
副執行委員長  川本富士夫
書記長     山嵜  聡
書記次長    則定 義秀
書記次長    芳仲 浩明
会計      松田 章義
会計監事    佐藤  進
会計監事    大鳥美矢子
会計監事    古村  明
執行委員    西村 明子
執行委員    山中  章
執行委員    阪田 淑子
執行委員    井上 忠宏
執行委員    宇野 利彦
執行委員    池口 忠史
執行委員    寺岡 庄三
執行委員    山口正強生
現業評議会議長 中村 正則
ユース部長   松山 俊也
書記      小出 敏輝
書記(非常勤) 植本 峰子
特別執行委員  植本眞砂子
特別執行委員  平岡  伸
特別執行委員  後藤 健司


2004年の自治労府職

1/5 仕事はじめ
年末に土日が重なったため9連休に。数年ぶりの長期休暇で、初日は職場でボーっと…

2/1 太田知事、大差で再選
自治労府職推薦の太田房江候補が他の候補を大差で破り再選された。太田候補は「自治労府職とのより良い労使関係の下、府政の発展にむけてご支援・ご協力をお願いする」としていた。

3/11 春闘決起集会で年金改正に異議あり
春闘ヤマ場を目前にして開かれた決起集会では、政府が進める「改革のない給付削減と負担増」の撤回を求める決議案を採択。また、府当局による土木事務所の用地買収業務の土地開発公社への委託問題や、適正な人員配置を求めて単組・支部から決意表明が行われた。

3/16 社保青年女性行動隊が地方移管へ決起
社保労組青年女性行動隊は、組合員61人を集め、連合の春闘ビラを配布。併せて年金制度改革や国費職員の地方移管に向けて初の大規模行動を展開し、市民にアピールした。

4/3 野球大会を社保労組が10連覇
過去最多の7チームが参加した軟式野球大会は、社保労組チームが他を寄せ付けず10連覇を飾った。

4/10 燃える盤面!囲碁・将棋大会
恒例の囲碁・将棋大会は囲碁の部Cクラスで、労働支部の下河さんが悲願の初優勝を勝ち取った。将棋の部は税務支部の山本さんが優勝

5/1 メーデーのデコプラコンテストで入賞
年金改悪が争点となったメーデーでは東大阪社保作成のプラカードがコンテストで2位に入賞した。

5/30 フットサルでも社保圧勝
ユース部が主催したフットサル大会は、初参加の社保労組のチームが圧倒的強さを見せ全勝優勝。年齢を越えた参加者が親睦を深めあった。

7/15 病院の独法化に反対
病院事業局が一方的に進める府立5病院の独法化検討に対し、府庁正面玄関前で集会を決行。中央本部や府本部から激励のあいさつを受け、最後まで闘いぬくことを確認した。

9/1 人件費ばかり具体的な行革(改定素案)公表
期末・勤勉手当のカットや互助会への補助金見直しなどを含む「行財政計画(改定素案)」を府当局が公表。確実な削減効果が見込める人件費ばかりが具体的で、府労連を中心に「安易なしわ寄せ」を許さない闘いが取り組まれている。

10/29 台風被害の豊岡市で災害ボランティア
台風23号の影響で、甚大な被害を受けた兵庫県豊岡市に府本部主催のボランティアとして参加。労働組合が社会貢献の取り組みを行うことの重要性を参加者全員が共有。

12/10 定期大会で方針を確認
小泉構造改革による労働者の分断と公務労働・賃金に対してバッシングが強まるなか、第86回定期大会を開き、方針を全会一致で確認した。

12/28 仕事おさめ
厳しい状況ばかりの2004年も終わり、いよいよ新たな年へ。2005年は酉(とり)年。自治労府職も大きく羽ばたけるよう組合員と奮闘します。
次のページでは、自治労府職を羽ばたかせてくれる?「とり年」の組合員を紹介してみました。


とり男とり女の抱負


 2005年は酉(とり)年です。そこで、自治労府職組合員で、酉年うまれの組合員さんに登場いただき、1年の抱負といった設問を設けて答えていただきました。
@ 2004年で1番楽しいと感じたのはどんな時ですか?
A あなたを鳥に例えると、どんな鳥になると思いますか?
B 2005年に「これだけはやってみよう」と思っていることは?

大阪社会保険事務局 保険部
日野林 裕

@ 新しい家ができて引越したとき。前の家を売ってから仮住まいをして、約1年たってやっと安住の地に居住しました。
A ニワトリです。いつもバタバタしているから。
B 新しい家もまだ外回りは完成していませんが、野菜や花をたくさん植えたいと思っています。

城東社会保険事務所
中井 英二

@ アテネ五輪で卓球の福原愛選手が「サー!」と声をあげているときです。夏のじめじめした暑苦しさが消え、すっきりしました。
A まわりの人に幸せを与えられる存在でありたいと願うことから青い鳥です。
B 今年こそロト6で2億円を当てたいです。1億で家を建て、残り1億は寄付をします。

玉出社会保険事務所
久津輪 真弓

@ 職場の仲間と生まれて初めて闇(やみ)鍋をしたこと! 卓上コンロの炎しかない中、各自が持ち寄った具を大騒ぎしながら食べました。ビックリ具材はキウイ。煮たキウイはスモモの味がしました。でもお鍋の味はトロロ昆布の味しかしませんでした。
A 鳥にたとえると……ひばり!? ごめんなさい。鳥の種類が思い浮かびませんでした。
B 仲のいい女友達と計画している旅行。遠方に住んでいるのでなかなか会えず、計画倒れになりそうだから。あともう1つ。でも秘密。

北河内府税事務所
小野 幸平

@ 自分の持ち馬が同じ日に2回優勝した時。テニスの草トーナメントでダブルス優勝した時。最近では公園でネコを5匹拾い、里親探しをしながら里親がみつからず、わが家の一員にしようと夫婦で意見が一致した時。
A アホウドリ……。何回も同じ失敗を繰り返している。
B 毎年、北海道の牧場見学に行っていたが、諸般の事情により、ここ4年は行けていない。牧場からのハガキなどを見るたびに心は北海道へ。「ある馬は今」という雑誌を読みながら心を紛らわせていたが、今年こそは北海道の地を踏みたい。

八尾社会保険事務所
椿本 功

@ 家族で竜神温泉に行ったこと。露天風呂つきの客室に宿泊し、月を見ながらの入浴に子供も大喜びでした。
A まだまだ、ひよっ子。これから立派になります。
B 家族でディズニーランドへ行くこと。

なにわ西府税事務所
水野 友紀子

@ 「中古のマイカーを購入し、10年ぶりに運転したとき」が、ドキドキしつつ、楽しかったです。
A 背が高いのでダチョウ???
B 妹の配偶者がアメリカ人なので、途中で挫折した英会話の勉強を、もう一度はじめたいと思います。

なにわ北府税事務所
林 加代子

@ 昨日のこともよく思い出せない今日このごろ。楽しかったことと聞かれてもたくさんあったようで、なかったようで……。一番くつろげる時は、愛犬と休日にブラリブラリ散歩するときなんですが……。
A 年季の入った軍鶏(シャモ)。だそうです。
B なんにでも興味を持つほうなので「これ」といったものは今すぐ浮かばないです。強いて「これだけ」ということであれば「ダイエット」ということにしておきます。
「年季の入った軍鶏(シャモ)」と表現していただいた方によれば「脂がのっているから」とのこと。体力的に、瞬発力も持久力も低下を感じているところなので、体のメンテナンスを含めて、気をつけていこうと思っています。

中河内府税事務所
田中 勇栄

@ 今年は子どもが高校受験の年で、年明けから私も妻も毎日胃がキリキリする思いをしていましたが「合格発表」の知らせを聞いた翌日に家族3人、久しぶりにのんびりと旅行したこと。
A 強くて精悍なイメージがある「鷹(タカ)か隼(ハヤブサ)」と言いたいところだが、実際は「トンビ」かな
B 禁煙をして5年と9カ月。今度は私も50歳に近い年齢となりましたので、健康面から週に1度は休肝日をとるように頑張りたいです。

電話交換室
田中 貞子

@ 伊豆と日光に連れて行ってもらったことにしておきます。日光ではサルに出くわし、さっさと逃げる主人に置いて行かれそうでした。
A 意地悪なお婆さんに舌を切られたスズメの”おちょん”? いや、やっぱり鶴の恩返しの”おつう”さんかな? まちがいない!!
B 海外旅行かな? 結婚して山あり谷ありでしたが、来年はおかげさまで銀婚式を無事?迎えられそうです。主人が海外旅行を考えてくれてると思いますが、「私は国内でもいいよォー」

文化課音楽情報サロン
中館 徳美

@ 毎年、夏に行っている吹奏楽のミュージックキャンプで180人による大合奏の指揮をしたこと。
A いつもバタバタしている、飛べないニワトリ。
B 職場(音楽情報サロン)の来場者数を増やすための企画+PR。オペラやバレエ好きの方は、ぜひお越し下さい。

障害者職業能力開発校
池田 昌弘

@ 喜怒哀楽の楽は、6月に息子2人と女人結界門を潜り、大峰山に登ったこと。女人結界門からは女人禁制で、男女雇用機会均等とかまびすしく言われる今日、宗教上の理由とは不思議やね〜。数年振りに息子と行動を共にし、同じ汗をかき、頂上に着いたときの達成感。これですねー
A 毎日卵黄の大きい卵を産むニワトリであったが、現在、餌が問題なのか、ストレスなのか、卵黄は普通の卵を産むニワトリです。
B 興味・関心をもって取り組み、腹から笑い、全身で感動する。好きなもの(自己中心)しか興味・関心を示さないため、喜怒哀楽を享受する感性が希薄になっているため。

精神医療センター
水野 一生

@ 共済の還付金が思っていたより多かったこと。普通に仕事ができること(病気で長期入院し、家族や職場の同僚に迷惑をかけたため)
A ニワトリ(鳥であるが飛べず、かといってペンギンのように泳げない)
B 健康に留意し、家の敷地を植物でいっぱいにする。

精神医療センター
村松 良昭

@ 仕事が休みの日に犬と一緒にのんびりと寝ている時に楽しいと感じた。
A ペンギン。足が短くて動きがどんくさいから。
B いまは何もしないことに幸せを感じるので、あえて「何もしないこと」をやってみようと思う。

精神医療センター
北島 浩

@ 1番というのは無いですが、3人の子どもたちが仲良く遊んだり、ケンカしている姿を見ているときが楽しい。記憶にありませんが「自分も幼いころ、兄とこんな感じだったのかな」と思ったりするので。
A 日頃はおとなしいのでヒヨコかな?ときどき噛み付いたりするのでニワトリかな?
B 子どものころに習ったそろばんを小学1年生の長女に教えようかな、と思っています。

南部家畜保健衛生所
虎谷 卓哉

@ 3月に家族が増えたこと。スコティッシュフォールド(♀)のモモ。猫を遊ばせている時が一番楽しい。
A ペンギン。飛べないが、泳ぎがうまい。
B 48歳になるということで、健康面には気をつけたい。特に家畜相手の仕事なので「牛と格闘」しても耐えられるよう、ウエイトトレーニングで肉体改造しようと思う。

食とみどりの総合技術センター
高浦 裕司

@ 筏のチヌ釣りに月2回ペースで行っているが、9月に初めて6年生の娘がついてきて、誰もいない穏やかな海面に浮かぶ筏の上で、2人で1日中釣り糸を垂れたこと。しかも、娘の目の前で40aオーバーのチヌが釣れたので親父の面目を保てたこともあるが、それよりも、娘が一向に釣れなくてもサビキ釣り等簡単に釣れる他の釣り方に目もくれず、最後までチヌ狙いにこだわったことで、チヌ釣りのよき理解者を身近に得られ、うれしかった。
A 大空を自由気ままに飛翔するトンビになるというよりもなりたい。
B (1)鹿児島の芋焼酎、奄美の黒糖焼酎の酒蔵巡り、理由は単純「飲み助」やから、(2)娘に教えてもらっている「冬ソナ」の主題歌、挿入歌をピアノで弾けるようになりたい、(3)10`c減量して草野球、草テニス、草バドミントンで華麗に動き回りたい。もし痩せたら「腹が邪魔してる」という言い訳が使えなくなるけど、(4)加齢臭が気になってきたので、テレマートで大人気のローズ・エッセンスを飲んで、体臭をバラの香りに変えてみようか、(5)最後は少しまじめに、試験研究機関のあり方が問われている中で、研究職の1人として試験研究機関の使命、方向性を見失うことなく、食とみどりの総合技術センターのことを考えてみたい。

呼吸器・アレルギー医療センター
浅井 浩次

@、A,Bまとめて
 まーしかしなんですネ〜。私も今年で4度目の当たり年になりました。本当に早いものですネ〜。当たり前のことですが、約48年間心臓が止まらず動いて、そして健康であり、このことをご先祖様、父(他界)、母に改めて感謝をしております。
 ところで皆さん去年の夏の天気を覚えていますか? 私は毎年夏に家族で兵庫県竹野町の国民休暇村キャンプ場に行っていますが、去年も例年どおり7月の最終の土・日をはさみ予約をしておりましたが、台風10号の直撃によりキャンセルし、8月の盆過ぎに予約しなおして行くことになりました。しかし、台風直撃は免れたものの、台風15・16号の合間で天気が芳しくなく、雨、大雨、良くて曇りという次第でした。3泊4日の日程でしたが、最後の宿泊日は「40ある常設テントに宿泊者は私の家族だけ」というありさまでした。このような悪天候の中でも、わが家族は、女房は料理を作り、息子はシュノーケルセンターのシュノーケル講習を受け、海に潜っていました。私も少し海に入りましたが寒く、そしてクラゲの行列に出くわし大変でした。しかし、海の動く宝石「ウミウシ」を見つけて楽しんでおりました。夜はテントでトランプをしているとムカデが入ってきて大騒ぎでした。このような悪条件でありましたが、女房、息子ともイヤゴトを言わす楽しく過ごしてくれ、改めて感謝しております。今年もキャンプに行く予定ですが、なんせ私の歳も歳ですので、海に潜るのが辛くなってきました。そこで2005年はネットオークションでウエットスーツを購入し、少しでも長く「ウミウシ」と戯れたいと思っています。
 私を鳥に例えると「ニワトリ」そのものでしょう。「バタバタバタバタしていて、ひと時も落ち着いていない」と女房に言われます。このようなバタバタ性のせいか、高校時代から体格が少しも変わっていません。そのときのズボンもあり、今でも履ける状態です。久しく履いていないので、風通しに新年の出勤に着て行きますのでよろしく。そして2005年からはバタバタ鳥を控えて、少しのんびり極楽鳥(雌)に変身してみるつもりです。

企業局阪南スカイタウン推進課
木村 稔

@ 娘が希望の大学に合格したこと(5日間も京橋のホテル京阪で缶詰だった……きつい)。6月からは忙しかったけど、なんとかなって良かった(来年はヒマがいいな)。最近、久しぶりにお酒を飲みに行くことができるようになりました。
A まるまる太ったブロイラー。
B 2月2日に結婚25周年(銀婚式)。祝い品が待ち遠しい(関係修復必要だよ)。息子が来年高校3年生。どうなるのかな。

茨木保健所
大越 弘

@ 1日の大半の時間を過ごさなければならない職場。これまで1人職種ということで共通の話題も無く、会話も少なく、相談する相手もいない環境から一転、検診科。しかも全員同じ自治労府職。そのうえ「十倉さん、松田さんの傘の下」という恵まれた職場に配属となり、日々を楽しく過ごしております。つまり楽しいと感じたのは就業時間。(別に「家に帰りたくない……」と言うわけではありませんヨ!)
A 「いつも一瞬のスタートダッシュに出遅れ、撒かれたエサを啄みそこねて、トボトボ「回れ右」をするハト」っていうところでしょうか。
B 前所属では帰宅時間に余裕がありましたので最寄の駅より徒歩にて40分の「運動」を続けていたのですが、ここ茨木ではそうも行かず 半年目にして(高血圧)(尿管結石)etcと成人病のオンパレード!!!2005年は「1時間のジョギング/週」を続けるゾ!……(1カ月位は!!)

成人病センター
川西 幸和

@ 宝塚に住む長女が、8月に3番目の子どもを出産のため、2カ月ほど里帰りしていました。4歳、2歳の孫の子守りに忙しい日々でしたが、思い出せばつい顔がほころんでしまう、楽しい夏でした。
A 間違いなく「ニワトリ」です。バタバタ尻をたたかれ、コツコツよく働いていると思います。
B 国内旅行、未だ訪れていない町を、旅してみたいと思います。
 特に祭が大好きな男なので、各地の奇祭を楽しんでみたい。

大阪労働局総務部総務課
西田 佳与子

@ おなじ職場の若手職員だけで、徳島県の大歩危小歩危にラフティングをしに行ったことです。ラフティングをするのは初めてでしたが、天然のジェットコースターといった感じで、何が起きるかわからないドキドキ感と大自然に癒され、とても素敵な経験ができました。なにより、職場の先輩方との親睦を深められたことが一番よかったです。
A 白鳥のような優雅な鳥!と言いたいところですが、実際は「おしゃべりな九官鳥」だと思います。
B 昨年の夏季休暇に「青春18きっぷの旅〜関東編〜」と題して、青春18きっぷを使って、名古屋・神奈川・東京・静岡をまわりました。ローカル線でしか味わえないおもしろさを感じ、とても楽しい旅になったので、今年は「青春18きっぷの旅〜四国・九州編〜」を決行したいと思います。四国・九州にも知り合いがたくさんいて、宿泊費もかからないので、とても安上がりな旅になりそうです。

青春18きっぷの旅
〜四国・九州編〜を決行します


ル ポ
知らない大阪の町に出会う
なにわの熊野街道を歩いてみたら


 昨年、世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。個別には高野山、吉野・大峰、熊野三山(本宮・新宮・那智の熊野大社)とその参詣道を指す。近畿に住んでいる人にとってはドライブや小旅行で訪れる場所であり、親しみを感じる場所だ。その場所が世界遺産に登録された。驚きとともに歴史の重みを感じたという人も多いだろう。そしてこの大阪市内にも世界遺産となった参詣道の名残がある。中央区に残る「八軒屋船着場跡」を起点に、遠く熊野へと続く熊野街道がそれだ。天候のよい日を選んで昔をしのぶその街道を歩いてみた。

 平安時代に始まった熊野詣(くまのもうで)。天皇をはじめとした貴族から、武士、庶民まで、身分を問わずさまざまな人が列をなして熊野の聖地をめざしたその様子は、蟻(あり)の熊野詣と呼ばれるほどだった。京からは船で淀川を下り渡辺の津に上陸。ここから長い街道を経て熊野へ向かったというのだが、かつての人々にはどんな風景が見えていたのだろう。
 その熊野街道の出発点の船着き場があった大阪・天満橋、今ではすっかりビジネス街に変ぼうし、昔をしのぶのは「八軒屋船着場跡」の石碑くらいだ。街道沿いには熊野権現の分身である九十九王子が点在し、旅の祈りの場となっていたというが、現存するのはごくわずか。渡辺の津にあった第一王子社、窪津(くぼつ)王子も今は四天王寺近くの堀越神社に合祀(ごうし)されている。そしてかつて窪津王子があったとされる場所には坐摩(いかすり)神社行宮があった。
 御祓(おはらい)筋に立つ「熊野かいどう」の案内板を目印に南に向かって歩を進める。南大江公園には坂口王子伝承地といわれる朝日神明社跡が。緑に囲まれた赤い鳥居が印象的だった。
 長堀通りのすぐ手前にあるのが楠木正成が植樹したという樹齢650年の槐(えんじゅ)の大木と社(榎木大明神)。この近くで生誕した作家、直木三十五さんの文学碑も一緒にあった。これを目印に東に折れる。このあたりから目につくのが、マンションやビルの谷間に残る古い建物。3階建ての木造の町家、レトロを感じさせるタイル張り、今では目にすることも減った電気屋さんの看板と時代が逆行していくようだ。

子供の頃にタイムスリップ

 谷町筋を横切り南に折れると五十軒筋。ここから空堀通り商店街までは、町家や長屋を活用したお店が多い。街道に面してギャラリーがあったり、小さな看板を頼りに入った狭い路地にアトリエやカフェがあったりと、古いたたずまいと若者のおしゃれ感覚が違和感なく同居する町づくりだ。そして昔ながらの町家も健在。トンネル路地や石畳、洗濯物が並ぶ長屋を眺めながら歩いていると、子どもの頃に記憶がタイムスリップする。
 上汐町筋を南へ進み、夕陽丘に。ここには上野王子を合祀した大江神社があった。ここで発見したのがタイガースファンのメッカと呼ばれている狛虎。その顔が虎のようだと親しまれ、多くのファンが優勝祈願にやってくるらしい。
 谷町筋の大きな道路を挟んで斜め向かいにあるのが聖徳太子が建立した四天王寺。石の大鳥居をくぐるとそこは仏教のふるさとだ。南大門のそばに鎮座するのが熊野権現礼拝石。熊野詣の人々が旅の無事を祈り、はるか彼方にある聖地へと思いをはせた場所だ。こけむした石に触れると、いにしえ人の祈りの声が聞こえてきそう。

チンチン電車を眺めながら

 天王寺のターミナルを越えるとチンチン電車(阪堺電軌上町線)や車が走るあべの筋。松虫の交差点から斜めに伸びる細い道に入ると街道の静けさが戻る。東天下茶屋商店街をすぎたところにあったのが安倍晴明神社と阿倍王子神社だ。安倍晴明神社は陰陽師・安倍晴明の生誕地として有名。隣にある安倍王子神社は文字通り九十九王子のひとつ。大阪府内に現存する唯一の王子社だ。境内には熊野三山と同じ権現造りの本殿や3本足の願掛霊鳥(がんかけみからす)がまつられた社があった。
 北畠まで進むと広い道に合流し、再びチンチン電車を眺めながら歩き出す。熊野詣での昔には海岸線がすぐそばまで迫っていたというがその面影はない。近くの住吉高校のキャンパスまで足を伸ばすと松の木々が残り、往時をしのぶことができるらしい。南港通りを渡ると住吉区。広い通りから脇道にそれ、閑静な住宅街をしばらく行くと桜の名所として有名な万代池だ。池のほとりにある道しるべには八軒屋浜から8・5キロとあった。
 ここでしばらく旧街道は途切れ、再び街道と出会うのは南海高野線を越えたところから。住吉大社に近いこのあたりは土蔵や土塀、格子戸など古いたたずまいの町屋が多く残る。軒先に高灯篭(たかどうろう)を掲げている住乃江味噌(みそ)の池田屋本舗を西にはいると、住吉大社の大きな森が見えてくる。赤い反橋(太鼓橋)が印象的な住吉大社。境内に残る新宮社は住吉大社と熊野信仰のつながりを伝えるものだと聞いた。

はるか彼方の熊野三山

 街道に戻り南へ。長居公園通りを渡ったところにある墨江小学校は、大阪市内最後の王子社である津守王子があったとされる場所だ。さらに進むと止止呂支比売命(ととろきひめのみこと)神社があった。傾きかけた陽をあびて朱塗りの本殿が目にまぶしい。熊野詣の時、後鳥羽上皇が行宮をおいたとされる神社には、それを示す石碑が立っていた。
 街道は遠里小野に入る。楠木正成ゆかりの極楽寺を横目に進む。両脇に並ぶ店はちょっとレトロな感じ。大阪市内に立つ最後の道しるべを越え、ようやく大和川に。西の空に残る陽の光もあとわずか。川の土手から見えるのは堺の町だ。1日たっぷり歩いてもはるか彼方の熊野三山にはまだまだ届かなかった。


交通案内
〈八軒屋船着場跡、坐摩神社行宮〉
 京阪、地下鉄谷町線天満橋駅下車
〈朝日神明社跡・坂口王子跡〉
 地下鉄中央線、谷町線谷町4丁目駅下車徒歩10分
〈榎木大明神〉
 地下鉄長堀鶴見緑地線松屋町駅又は谷町6丁目駅、谷町線谷町6丁目駅下車徒歩3分
〈四天王寺〉
 地下鉄谷町線四天王寺夕陽ケ丘駅下車徒歩5分
 JR、地下鉄天王寺駅、近鉄南大阪線あべの橋駅下車徒歩それぞれ15分
〈堀越神社〉
 JR、地下鉄天王寺駅、近鉄南大阪線あべの橋駅下車徒歩5分
〈阿倍王子神社、安倍晴明神社〉
 阪堺電軌上町線東天下茶屋駅下車徒歩3分
〈止止呂支比売命神社〉
 南海高野線沢ノ町駅下車徒歩3分


マツケンサンバでオーレッ〜
踊って歌ってダイエット

HOW TO マツケンサンバU

 私は時代劇が大好き。中でも同じ愛知県出身の松平健さん(以下「マツケン」)主演の「暴れん坊将軍」の大ファンです。
 1978年にスタートした「暴れん坊将軍」は、徳川八代将軍の吉宗が市井を徘徊し、悪を懲らしめるという絶対にありえない設定が受けたのか? 2003年に終了するまで12シリーズが放映され、一人の主役の作品では、大川橋蔵の「銭形平次」に次ぐロングラン作品となりました。
 テレビシリーズが終了してからは、舞台でしか見られなくなった「暴れん坊将軍」。舞台には興味がなかったのですが、あの「余の顔を見忘れたかッ!」の決めゼリフ聞きたさに、2003年9月、名古屋・御園座での公演を見に行きました。目の前で繰り広げられるチャンバラシーンは迫力満点。ライブでしか味わえない感動でした。芝居の後は歌謡ショー。ファンにはたまらないマツケンのヒット曲のオンパレード。そしてフィナーレを迎えると何とサンバのリズムが!と同時に一段と客席(50〜60代の女性が圧倒的多数)の歓声が大きくなり「マツケンサンバ」がスタート。キンキラ衣装の旗本ダンサーズ、腰元ダンサーズの後にいよいよマツケン登場。総ラメ・スパンコールのド派手な着流しスタイルのマツケンに会場の熱狂は頂点に。
 そんな中、私一人だけがフリーズしてしまいました。しかし、時間とともにこの「バカバカしい」ともいえる不思議な空間に吸い込まれている自分に気がつきました。ファンを楽しませるために一生懸命に歌い踊るマツケンと出演者。その熱意が伝わり、最後には一緒になって踊っていました。
 「マツケンサンバ」は単なる「一時的な流行」ではありません。10年以上前の「マツケン音頭」に始まり、「マツケンマンボ」「マツケンサンバT」、そして現在の「マツケンサンバU」へと続く長い歴史に培われた最高のエンターテインメントなのです。皆さんも、ぜひ一度ライブで味わってみてください。きっと帰り道に、「オーレ〜、オーレ〜」と言いながらステップを踏むことになるでしょう
 さあ、皆さんも「マツケンサンバ」にチャレンジしてみましょう。
※この踊りは結構ハードです。最近お腹が気になってきた私はダイエットに活用しています。効果はまだ?ですが…。


あなたの町の鳥って何
各県の鳥とその由来


とり豆知識

 酉(とり)年にちなんで、都道府県のシンボルとなっている鳥とその由来などをいくつか調べてみました。地域性を持った鳥が各地のシンボルとして定められているので紹介します。
【北海道】
 北海道の鳥は「タンチョウ」。日本で繁殖する唯一のツルで、頭が赤く、純白の美しい姿は花札でもおなじみ。身長が140センチにもなり国内では最大級の鳥で、特別天然記念物に指定されています。アイヌでは広い湿原を優雅に飛ぶタンチョウに畏敬(いけい)の念を込めて「サルルンカムイ(湿原の神)」と呼んでいました。
【東京】
 東京の鳥は「ユリカモメ」。臨海部を走るモノレールの名前でもおなじみの鳥で、全体的に体は白っぽく、飛んでいるときの腹面の白さは目にまぶしいほど。夏はロシアのカムチャッカ半島に生息しています。日本には越冬のために訪れ、はるばる3000キロの旅をしてきます。その美しい姿から、昔から文学や芸能に登場していますが、伊勢物語には隅田川で「都鳥(ミヤコドリ)」として船頭に紹介されています。
【大阪】
 大阪の鳥は「モズ」。モズは漢字で「百舌」とも書きますが、これは他の鳥の鳴き声をモズがまねるからだといわれています。カエルやバッタなどをつかまえ、小枝や植物の棘(とげ)に串ざしにする習性もあります。かわいい外見に似合わず獰猛(どうもう)な鳥で、自分よりも大きな鳥に襲い掛かることもあり、日本書紀では「仁徳天皇陵の工事をしていた人に襲いかかった鹿に飛びつき、耳の中をすっかり食い裂いてしまっていた」との記述もあるほどです。
【佐賀】
 佐賀の鳥は「カササギ」。別名を「カチガラス」というカラスの仲間です。中国では七夕に「カササギが翼を連ねて天の川に橋をかける」という伝説から、男女の仲を取り持つとされ、吉兆の鳥と言われています。「カチカチ(勝ち勝ち)」と鳴くことから、秀吉の朝鮮出兵の際に佐賀の武将が「縁起がいい」と朝鮮半島から持ち帰り、保護したものが残っているそうです。現在でも生息地は佐賀平野に限られています。しかし、針金などを集めて電柱に巣を作る習性から、佐賀では「停電を運ぶ鳥」とも呼ばれています。
【沖縄】
 沖縄県の鳥は「ノグチゲラ」。方言では「キータタチャー(木を叩く者)」と呼ばれています。その方言のとおり、キツツキの仲間で、世界でも沖縄本島北部の山原(ヤンバル)にしか生息していない希少な鳥です。ノグチゲラが生息する森は安須森(アスムイ)と呼ばれ、伝説では「沖縄の国づくりの際に、防波堤にするため作られた森」と言われています。
 都道府県と同様に、市町村も鳥をシンボルとしている自治体が数多くあります。自分が住む町の鳥が「いつ」「どのように」決められたのか調べてみてはいかがですか。