機関紙「自治労府職」

 2005年11月11・21日号

経済財政諮問会議が労使協議せず総人件費改革の基本指針を決定
これは一方的な賃下げ・合理化方針だ

 公務労協は15日、第1回「公共サービスと雇用・労働条件確保のための闘争委員会」を開き、闘争態勢を確立し、当面の取り組み方針を決定するとともに「組合員へのアピール」を発した。
 この「闘争委員会」は、公務労協全構成組織の委員長・書記長・事務局役員で構成されるもので、政府の経済財政諮問会議が14日夕刻の会議で「総人件費改革の基本指針」を正式決定したことに抗議し、基本指針の具体化に対する取り組みが急務との判断に基づき開かれたもの。
 公務労協は、政府の「総人件費改革の基本指針」案が具体化されるならば公務員等関係労働者に深刻な雇用不安、賃金労働条件の悪化をもたらし、公共サービスが解体させられることに強い危機感を持ち、この間、官房長官、総務大臣、経済財政担当大臣、行政改革担当大臣らへの緊急申入れ、地元選出国会議員への要請行動などに取り組んできた。しかし、政府は、当該労働組合との協議や意見を聞くこともなく、一方的に「基本指針」を決定した。
 政府は、行革担当大臣の下で計画を取りまとめ、12月中下旬に「行政改革の重要方針」を閣議決定するとの方針を決定しており、通常国会への関連法案の提出など具体化作業を急いでおり、重大局面に突入している。
 公務労協は、闘争委員会で「組合員へのアピール」を採択し、決定された方針に基づき緊急職場集会の開催と抗議打電行動に取り組むことを皮切りに、11月22日の5000人規模の中央集会を軸とした中央行動など、通常国会を視野に収め、中央・地方一体となった取り組みを総力で推し進めることとしている。
 自治労府職も、積極的に行動に参加していく。


「公共サービスと雇用・労働条件確保のための闘争委員会」アピール

(1) 11月14日夕刻に開催された経済財政諮問会議は「総人件費改革の基本指針」を正式決定した。同方針には、「5年間で5%定員純減」、公務員賃金水準の見直し、市場化テスト法の制度化と導入などを柱とし、削減対象を行政関係一般職公務員に限らず、国会職員、会計検査院、人事院、特殊・独立行政法人、更に自衛官等を含める方針を明記している。地方公務員についても4.6%以上の削減をはじめ国と同様の措置を求め、国が定員基準を定めている警察官、教員、消防職員、福祉関係職員等の基準の見直しによる削減、地方公営企業の非公務員化・民営化等々、包括的・網羅的に提起している。
  更に、政府は、「基本指針」に基づき行革担当大臣の下で実行計画を取りまとめ、12月中下旬を目途に「行政改革の重要方針」として閣議決定すると表明している。
(2) 基本指針の内容は、ナショナルミニマムとして保障されるべき公共サービスの水準、量、質、供給主体と形態、行政の役割などについての検討もなく定員削減と賃金引き下げを自己目的化し公共サービスを解体するものと断ぜざるを得ない。指針は国民生活に対する政府の責任と役割を放棄するもので、増税への政治的条件づくりと市場万能主義により公共サービスを営利追求の対象とする政策の許し難い政治的狙いが明白である。
(3) 基本指針を決定した経済財政諮問会議には財界の代表が複数参加している。しかし5300万人の雇用労働者の代表は全く排除され、その意見が全く聞かれることもなく基本指針は決定された。
  また、雇用・賃金労働条件は本来労働契約であり、公務員にあっても労使対等の立場で決定すべきことは国際的にも確立された原則である。ILOからも累次の勧告において、日本の公務労使関係制度は国際基準を満たしていないことが指摘され、その改善が求められているにも関わらず、かかる事態が黙殺され、労働基本権が蹂躙され、当事者の意見が全く聞かれることもなく一方的に決定されたことに、公務労協は強い憤りと抗議の意を表明するものである。
(4) 公務労協は、11月10日第19回運営委員会において、公共サービス解体・総人件費削減に反対し雇用と労働条件確保のため組織の総力を結集した取り組みが急務と判断し、全構成組織委員長・書記長による「闘争委員会」を立ち上げることを決定した。
  本日開催された第1回闘争委員会は、通常国会を視野におさめつつ、当面、実行計画取りまとめと12月下旬の「行政改革の重要方針」閣議決定期に照準を定め、不退転の決意で取り組みを進めることを総意で決定した。

 組合員の皆さん。全ての職場で緊急集会を開催し、抗議電報を集中させ、22日の中央行動を成功させましょう。公共サービスの解体を許さず、雇用と労働条件の確保のために、全ての職場から闘いに立ち上がり、民間の仲間、地域住民と連携し「労働を中心とした福祉型社会」を実現する国民的な運動へ大きく前進させましょう。
 2005年11月15日
公務公共サービス労働組合協議会
第1回「公共サービスと雇用・労働条件確保のための闘争委員会」



自治労府職定期大会
と き 12月16日(金)10時00分から
ところ 新別館北館4階多目的ホール

現業評議会定期大会
と き 12月 7日(水)15時30分から
ところ さいかくホール

ユース部定期大会
と き 12月14日(水)19時00分から
ところ 旧職員会館2階会議室


自治労府職学習会

公務労働者をめぐる情勢と課題
講師 公務労協事務局長 山本幸司さん
と き 11月25日(金)18時30分〜20時30分
ところ 大阪府社会福祉会館 5階ホール


酒井祥吉さんの投稿への感想
建設支部組合員


 まず、これからの自治体労働組合運動に求められる政策提言活動を粘り強くすすめている建設支部の酒井さんに敬意を表したい。私も、酒井さん同様、水・緑事業は中止するほうがよいと考えていた一人である
 しかし、9月府議会において、知事提出の「水と緑の健康都市第1期整備等事業」
 特定事業契約締結(PFI事業契約)が原案可決され締結された。このことにより、酒井さんが言われるように「水・緑事業は、もう、止まることはない」「あえて事業を推進するならば、府民負担の軽減に全力で取組んで欲しい」。まったく同感である。
 地権者が保有した800区画の土地は、比較的良い条件の区画であると思われるので、売りに出された場合、買い手がつくが、その影響を受け府の保留地は売れ残るケースが考えられる。このこと一つをみても、水・緑事業の前途は多難である。また、余野川ダム建設凍結により、街づくりのインフラ整備にも大きな影響が出るだろうし、景観、環境が変わることにより「イメージダウン」となり、販売促進のマイナス要因に繋がる。さらに、高齢者をはじめとして、都市型高層マンションを求める購買層が多いことも郊外型宅地販売には不利な状況である。
 このように、宅地販売だけを考えても、厳しい現実が目のまえにある。だが、府として、最終意思決定をした以上、街づくりを進めるほか道がないとすれば、府と関係市が、協力・連携して、府民・市民負担をこれ以上増やさないよう取り組んで欲しい。とりわけ、大阪府の関係者は、結果責任を強く自覚し、財政状況が厳しい中、これまで以上に知恵を絞ってもらいたい。
 他の事業において、二度と同じ轍を踏まないことを願うものである。
【建設支部組合員】

 第572号に掲載した「負け犬の遠吠え―水緑事業は止まらない―」は、建設支部酒井祥吉さんからの投稿です。
 投稿に関する意見や府政全般の課題など、メールなどで積極的にご意見をお寄せください。
 E-Mail:jichifu@j-fusyoku.jp
(本部書記局)


労働ニュース

 山梨・甲府労働基準監督署は、時間外割増賃金を支払っていないにもかかわらず、支払ったと虚偽の報告をした食品スーパーの株式会社と同社社長および人事教育部長を、労働基準法違反(割増賃金不払い、虚偽報告)の疑いで甲府地検に書類送検した。
 調べによると、同社玉穂店で労働者39人に対し、今年2〜8月分の割増賃金合計約620万円を支払わなかった疑い。同労基署は今年5月、玉穂店に臨検監督を実施し、不払いが確認できた過去3カ月分の遡及(そきゅう)払いを指導した。
 同労基署の指導に従い、6月末に同人事教育部長は、遡及払いを行ったと報告したが、実際は支払わず、さらに6月分の割増賃金も支払っていなかった。


ボウリング大会
ハイゲームに竹森さん(中宮)

 自治労府職は建設支部との共催で10月5日、京橋の扶桑会館で各単組・支部親睦のボウリング大会を開催した。
 本部チームを含めて11チーム44人が参加。今回は、建設支部や税務支部など支部予選を勝ち抜いてきた腕自慢で構成するチームがある一方で、中宮病院支部は4月の新規加入組合員で構成するなど多彩なチーム編成での参加もあり、熱戦が繰り広げられた。
 大橋委員長の始球式の後、ゲームスタート。序盤は中宮病院支部の竹森さんが渾身のストレートボールでストライクを連発しハイゲーム221を記録して、圧倒的にリードを広げる展開。
 2ゲーム目に入って、形成は一気に逆転。建設支部は選抜チームの実力を遺憾なく発揮。個人2位に入った竹内さんほか4人全員がスコア169以上を叩き出し、他チームを逆転。トータル1261ピンで団体優勝を勝ち取った。2位には安定した投球で2ゲーム目に4連続ストライクを記録し、個人優勝を勝ち取った。若林さんを擁した税務支部。
 ゲーム終了後には表彰式を兼ねた懇親会が行われ、上位入賞者ほか飛び賞の行方に盛り上がりながら、お互いの親睦を深めあった。


建設支部つり大会開く
今年は大漁だ〜い!


 13日の日曜日、田尻漁港で建設支部恒例の魚つり大会が開かれた。当日は天候にも恵まれ、絶好の行楽日和、親子連れ含めて27人が参加した。
 午前10時、渡船に乗って漁港の入口にある釣り堀まで。関空を遠くに望みながら“さあ”釣り開始。用意された竿仕掛けに団子エサを投入、程なく、一匹、二匹、三匹と真ダイを釣り上げる。あまり途切れることなく歓声が上がり、今年は昨年に比べ幸先よい。
 本部から応援に駆けつけたK副委員長も次々と上げている。真鯛4匹。見れば持参のサバの切り身やイワシに鳥のササミの特エサ。“さすが、釣り師、段取りいいわ”。前半釣れなかった子供たちも終了直前にGET!90分の釣りタイムを楽しんだ。
 釣りの後は、揚げたての穴子の天ぷら、サザエに海老、イカの海鮮バーベキューでお腹が一杯。(今年、惜しくも釣れなかった人、次回はがんばって!)
【建設支部 薮内千秋】