機関紙「自治労府職」

 2006年6月11日号

公務員連絡会
人事院に要求書提出 人勧期闘争スタート
調査企業規模見直しに反対


 公務員連絡会は7日、人事院総裁に対し「2006年人事院勧告に関わる要求」を提出した。これにより、本年の人勧期の取り組みが正式にスタートする。
 公務員連絡会は、企業規模など官民比較方法の基本的な枠組みの見直し阻止を本年の人事院勧告に向けた最重要課題として位置づけ、春闘段階から取り組みを進めてきた。しかし、春闘段階の交渉は物別れに終わり、決着は人勧期の闘いに持ち越されている。人事院は、本年の勧告に向けてすでに小規模企業調査を開始し、官民給与の比較方法の在り方に関する研究会での検討作業などを急ピッチで進めている。
 公務員連絡会は、こうした情勢を踏まえ、例年に比べて2週間程度前倒した日程で要求書を提出し、8月上旬に予定される勧告日まで、中央地方で粘り強く取り組みを進めることとしている。その第1弾として、6月15日には3千人規模の中央行動を実施する。
 丸山議長は要求提出にあたり「給与水準の引下げにつながる拙速な企業規模見直しを行うことは反対である」と強く申し入れた。続いて本年の人勧期要求で、@拙速な企業規模などの官民比較方法の基本的な枠組みに関わる見直しを行わないこと、A本年の民間相場を正確に反映させ、公務員労働者の給与水準を維持・改善する勧告を行うこと、などを最重点課題として求めた。
 人事院の谷総裁は「本年の給与勧告に向けて、引き続き公務員連絡会の意見も十分聞きながら検討を進めていきたい。民調については、現在、小規模企業を含め調査を実施している。比較対象企業規模を含め、官民比較方法のあり方は、学者、有識者からなる研究会の場を設けて検討しているところであり、その検討状況を踏まえ、公務員連絡会の意見も十分聞きながら検討を進めていきたい」と、今後、十分交渉・協議を積み上げていくことに同意した。


府本部単組代表者会議
文野さん推薦を確認

 7日に開かれた自治労大阪府本部の単組代表者会議で、熊取町議会議員選挙予定候補で、自治労府職組織内の文野愼治(ぶんのしんじ)さんの推薦が確認された。7月5日に開かれる府本部中央委員会で報告される予定となっている。
 産別での推薦が決定したことに伴い、今後は連合大阪でも推薦が行なわれるよう取り組みが進められる。自治労府職も、文野さんの必勝・活躍を期待し、全面的に支援を行なう。


囲碁・将棋大会を退職者会と共同開催
現・退が盤面の戦い


 自治労府職は3日、本部2階の会議室で囲碁・将棋大会を開いた。今回は、退職者会と初めて共同実施し、数多くの先輩の皆さんを迎えての大会となった。
 24人が参加しての大会は、囲碁・将棋それぞれをA・B・Cクラスに分けて対戦した。
 この数年は参加者も少なくなっており、対戦相手もマンネリ化してきたところだったが、腕に覚えのある退職者会の先輩とともに、楽しい時間を過ごすことができた。
 今後は、退職者会と協議し、実施方法についても見直しを進めていくこととなる。
  ◆     ◆
 なお、主な成績は以下のとおり(敬称略)。
【囲碁の部】
Aクラス
優 勝 東谷 仁志
 (健康福祉支部)
準優勝 湯室 順六
 (退職者会)
Bクラス
優 勝 藤田 淑郎
 (退職者会)
準優勝 神田 治美
 (退職者会)
Cクラス
優 勝 下河 泰明
 (労働支部)
準優勝 荒木 満夫
 (退職者会)
【将棋の部】
Aクラス
優 勝 小泉 和人
 (税務支部)
準優勝 山本 幸男
 (税務支部)
Bクラス
優 勝 北角  彰
 (健康福祉支部)
準優勝 西田 幸一
 (中宮病院労組)
Cクラス
優 勝 形山 順二
 (退職者会)
準優勝 垣内 義則
 (中宮病院労組)


沖縄平和行進参加者レポート…B
基地問題への意識格差も存在するのでは


 今年の平和行進は、偶然に自治労府職の行進団が到着した11日に額賀防衛庁長官と稲嶺沖縄県知事が「政府案を基本に建設計画を継続協議していくとの基本合意に達した」という政府に屈した日にスタートとなった。
 3回目の平和行進参加だが、改めて沖縄には日本の75%の米軍基地が存在しており、日々の演習やスクランブルにより、住民が被っている騒音被害や低空飛行訓練時の墜落の恐怖感は計り知れないものだという事を痛感した。現地沖縄で基地撤去を訴えて戦っている方々は「沖縄の中に基地があるのではなく、基地の中に沖縄があるのです」と言っていたが、なんと的を得ている言葉なんだと心に響いた。
 12日〜14日までの3日間で約50キロを行進したわけだが、初日の今帰仁村では29回目で初の行進コースとなったこともあり、村民上げての歓迎に参加した意義を改めて重く感じた。戦争は今もなお沖縄に重くのしかかっている。しかし、疑問を抱くこともあった。小泉政権の下に格差社会が広がっているが、沖縄では基地の存在に対する格差があるのではないか。今帰仁村には米軍基地は無い。しかし読谷、嘉手納、普天間には都市の70%以上が米軍基地で残りの面積で市民の方々は暮らしているのである。
 にもかかわらず都市部を行進するようになると歓迎や応援する声が減ってくるのである。反戦・平和運動を全国的な運動にするためにももっと県民の方々の積極的な参加を期待してしまったのは私だけではあるまい。
 なにはともあれ、戦争・平和と沖縄の経済についてさまざまなことを考え、目にした貴重な五日間でした。このような体験をさせていただき、職場・組合員の方々に心からお礼申し上げます。
【中宮病院労組 筒井清隆】


スポーツおたく
さこちゃんの
もっと球蹴た話 2


 ワールドカップ開幕しました!!(と言っても締切りの関係で、原稿を書いている今の段階では開幕前なのですが) 開催国ドイツは、開幕ゲーム勝ててるだろうか。日本との親善試合を引き分けたことで、気を引き締めなおして大会に臨んでることだと思います。
 わが日本も、マルタ戦開始早々に先制するも、その後は歯がゆい試合をしてしまうし、日曜の夜にああいう試合をされると寝つきも悪くなるし、月曜からのテンションが下がってしまいます。
 今週は、気持ちよく過ごせるようにオーストラリア戦絶対に「勝ってくれ〜」(この号が届くのは、火曜日かなあ。オーストラリアとの試合が終わって、自分がどんな気持ちでいることやら)日本の活躍を期待するのは、何かと物議を醸し出している「愛国心」ということなのでしょうか。
 話が横道にそれてはいけません…。「球蹴た話」はサッカーを語る場でした。
 さて、優勝はどこになるのでしょうか。皆さんの予想は、どこですか?優勝候補の筆頭は何と言ってもブラジルです。二連覇を達成するのでしょうか。それとも、ドイツが開催国の意地と前回準優勝に終わった雪辱を果たすのでしょうか。
 ブラジルの永遠のライバル国アルゼンチンが久しぶりの栄冠を手にするのか。
 フランスがジダンの引退を有終の美で飾ることが出来るのか。それとも南米とヨーロッパ以外の国がサプライズを起こせるか。過去の大会は、南米とヨーロッパ以外の国は優勝していません。
 「日本が優勝してほしいなあ…」客観的に見ると大変確率は低いですが、奇跡が起こらないとは限りません。
 『最後まで勝利を信じ、諦めることなく戦えジーコジャパン』
 大会を楽しむために、予選リーググループ表を掲載します。
 試合結果を書き込みながら予選突破チームを予想したり、得点王を予想してください。
 大会期間中は、テレビと仲良くする日が続きます。残念ながら我が家は衛星放送がまだなので、地上波に頼らざるをえません。
 この際だから付けようかなあと思う半面、給料が上がらない厳しい状況で支出は抑えたいし、困ったなあ。
 ワールドカップと時期を合わせるように府労連夏季闘争が始まったことだし「府労連に結集して頑張るぞ!!」