選 球 眼
senkyugan  2001.11

2001.11.1

夫は「一緒にいるのが楽しい」と答え、妻は「自由に趣味や仕事に専念しているときが楽しい」と答えた。団塊の世代に行ったアンケート結果は、男女間の結婚生活への考え方に大きなギャップがあることを裏付けた

◆毎日新聞に掲載された兵庫県の外郭団体が行った調査結果。県内の50歳代前半の団塊の世代2700人を対象に行い、そのうち620人(23・0%)が答えた。「今さら何を聞きよんねん」と回答しなかった方々も多かったのか回答率は低め。近い将来、老年人口の大半を占めるこの世代の、老後に対する意識を探ったもの

◆夫婦生活について「夫婦一緒でいるのが楽しい」と答えた男性は46・7%でトップに。一方、女性は30・0%で2位。トップは「趣味や仕事に専念しているときが楽しい」で33・5%。会社員に限ると「夫婦一緒がいい」のは男性が50・6%と半数を超えるが女性はわずか16・9%に止まる

◆団塊の世代の男性の皆さん、お宅はどうですか。「ほっとけ」と言われればそれまでですが、ここらで一発惚れ直させる手段に「ファミリーフェスタでいいとこ見せる」なんてのはいかがですか。写真に撮って応援しますよ。(T)

2001.11.11

小学6年の息子が釣りにはまりだした。学校が終わってから、友達と連れもって近所の尾崎漁港(阪南市)に出かけている。大した道具も揃っていない。バスロッドで海釣りしているありさま

◆土日は子どもが野球を習いに行くので、親子で釣りに出かけることもない。遠い南海の孤島、いや実家にいた中学時代、竹竿での釣りにはまった少年時代の自分と、息子の姿をダブらせている。ハリスの結び方や、餌の付け方などなど、知ってることは教えてやりたいが、なかなか時間が合わない

◆と嘆いていると、「自然の大切さを校外で学ぼう」との新聞記事が目についた。府内で環境保全に取り組む市民団体が、来年度から小中学校で行われる「総合的な学習の時間」用に、自然を学ぶ教材として手引書を作成。必要があれば会員が出張授業もする。タンポポやセミなど身近な動植物を題材に自然環境への意識を高めるねらいだ

◆うちの子は魚釣りで何かを感じ取っているだろうか。先日はガッチョ(メゴチ)の小さいのを釣って帰ってきたが、食べはしなかった。自然の恵みを食することも貴重な経験だ。時間を合わせて、親子そろって自然にふれる機会も増やしたい。(T)
2001.11.21

漁業体験で楽しんだ青年部本庁ブロック会議。田尻漁協がまちの活性化や漁業振興の向上にがんばっている。府内で行われている漁業に接し、大阪湾の息吹を感じることができる貴重な体験だ

◆府内の漁業は、巾着網・船びき網・底びき網・定置網・ひきなわ漁など多様な形態。漁業体験では、刺網漁とカゴ漁が体験できる。漁が終われば沖合の関空周辺をクルージングして、離着陸する飛行機の迫力に迫れる。漁師さんの指導で、漁船の操船もできるなど大人も子ども満足できる内容。港に戻れば海鮮バーベキューで新鮮な魚介類のオンパレードだ

◆人気スポットの気になるお値段は、フルコースで大人7500円(中学生以上)。小学生以下の子ども4500円。漁業体験のみのセミコースなど、都合に応じて設定があるのもうれしい。また毎週、日曜日の朝7時からは田尻漁港に水揚げされた新鮮な魚が朝市にならぶ

◆漁業体験は団体でも、家族でも受け入れOK。めったに乗れない漁船に揺られながら、うまい魚介類を楽しみに漁業に触れた、本庁青年ブロック会議ツアーの参加者は「来年も来るぞ」と大満足。職場・家族・友人で漁業体験、どうですか。(T)