選 球 眼
senkyugan  2002.10

2002.10.1

身体障害者補助犬法が10月1日に施行されたとのこと。ご存知でしたか。官公庁などの公共施設や、電車・バスなどの公共交通機関には、障害者が同伴する補助犬(介助犬・盲導犬・聴導犬)を拒まないよう義務づけられる法律。民間施設は来年10月から対象とのこと

◆障害者の方々の自立にとって必要不可欠となっている補助犬が、法的に根拠づけられた日。これまでも法律があるものと思っていたから以外だった。毎日新聞夕刊には特集も組まれ、障害者自身が改めて自覚と責任を持った思いなどが綴られていた

◆ペットとは、根本的な人との関わりの違いがある。が、ペットも人の心を癒すなどの効果が認められ出している。ただ、その飼い方やモラルのあり方で、社会問題化もしている

◆パートナーとして認知される動物たちを育むのは、まさしく人と人との関係だ。生理的に動物が苦手といった人もいるのは現実。お互いに気を配った態度、行動がそれを緩和することもできる。さらに進んだ人々の関わりが求められる。(T)

2002.10.11

9月下旬の出来事。午前6時前の早朝、車で自宅近隣の府道を走行中、スピード違反で捕まった。信号待ちで先頭になり交通量も少なかったのでつい。制限速度は60キロ、80キロで走り20キロ超過の2点減点。反則金1万5000円也

◆9月上旬には、免許更新時に「違反者講習」(過去にも違反あり)を受けたばかり。レーダー探知機でも着けとけば……いやいや、そもそもスピードの出しすぎは禁物。事故が起きてから悔やんでも遅い

◆6月1日、道路交通法が改正され無免許運転、酒気帯び運転などの罰則が強められた。先の「違反者講習」でも、講師が「今まではビール1本、お銚子1本は大丈夫と変な迷信がありましたが今後は言語同断ですよ」と念入りに話していた。罰金は30万円とも言われ、同乗者も、ほう助の罪で同罪などと厳しい

◆知り合いで捕まった人がいて罰金の額は20万円。愕然としていたがそれで済んだのが幸い。交通マナーを守り、安全に配慮する。肝に銘じて免許保持者の皆さん注意し合いましょう。(T)
2002.10.21

普通のサラリーマンがノーベル賞を受賞し一躍、時の人となった。化学賞を受賞した田中耕一さんの報道を見るたびに、つくづく普通のおっちゃんやなあと変な感心をしている

◆突然の朗報が入った時にも仕事着での記者会見が印象的に映った。仕事中でもあり当然だが気取らず、奥さんとの携帯での感激のやりとりもまた微笑ましいものだった。これまでの人生の積み重ねがまさしく報われた結果だろう

◆長い人生、何が起こるかわからない。人生駆け出しの我が家の息子たちに「今からがんばったらノーベル賞も夢やないで」とハッパをかけたが、興味なしの様子。そらそうやな、親も平々凡々なら子も同じ。やっぱり「蛙の子は蛙か」と夫婦で苦笑い

◆一方で、もし万が一やる気になってくれて、費用が掛かかる学校や進路を選ばれても、これまた悩ましい問題にぶちあたる。そんな金どこにあんねんと。希望の人生歩めたら、これほど幸せなことはないが、実現させることを考えるとこの先、戦々恐々の日々です。(T)