選 球 眼
senkyugan  2003.8

2003.8.1

梅雨明け宣言が出され、暑い夏がやってきた。筆者はここ数年で体重が増加中で夏は汗まみれになるので苦手だが、昔から夏は何となく楽しみな季節だ

◆学校が夏休みに入り、電車からは学生が消え少し静かになったようだ。遠い昔を振り返ると、学生の頃は夏休みが待ち遠しかったが、同時に宿題もあり、遊びばかりの毎日だと、9月の始業式を前に宿題に追われまくる

◆夏休みの宿題と言えば、筆者は友達のものを拝借して片付けていたが、自由研究だけは自分で作らないと仕方がなく苦労した。しかし最近ではネットで検索すると実際に足を運ばなくても、そのまま使えるネタがサイトで用意されており、便利な半面これでいいのかと思い複雑な気分

◆いまは夏休みの宿題も無くなり、短い夏を満喫しようと思ったが、近く出される人勧は2年連続厳しい見込みで、前述の自由研究みたいに足を運ばなくて解決はしない。組合にとって宿題以上に厳しい夏になるのか。(K)
2003.8.11

この号が発行される時期はちょうど街中の人も減り電車もガラガラで座って通勤できるだろう。そう、お盆である

◆お盆には先祖の霊が帰ってくるとのことから、昔は家に幽霊が漂っているようで薄気味悪く思ったものだ。しかし、お墓参りに行ったり、ナスビやキュウリに爪楊枝を刺したものを作ったりで、いったい何なんだ?と思い調べてみた

◆お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、由来はサンスクリット語で「逆さ吊りのような苦しみにあっている人を救う法要」とのこと。日本では古くからの農耕儀礼や地域慣習と融合しながら先祖を思う時期となっている。前述のキュウリとナスは馬と牛を見立てたもので、先祖が馬に乗り早くやって来て、ゆっくり牛に乗って帰って行くよう願いを込めたものらしい

◆いろいろ調べると奥が深く興味深いが、この時期には盆踊りを楽しみ、冬にはクリスマスを祝い、正月は初詣に行く。そんな私は無宗教なんかなあ。(K)

2003.8.21

ついに、はやりの病気に感染した。普段はありがたみに気がつかないが、いざ病気になると健康のありがたさが身にしみる

◆ご心配いただいたかもしれないが、残念ながら?筆者ではなく、職場のパソコンがウイルスに感染したのだ。しかもかなりの流行で、府庁のシステムそのものがダウンしてしまった

◆府庁では今年度から電子決裁が稼動している。導入された当初は「こんな使いにくいシステムはアカンで」などと言っていたが、半年も経てばそれなりに馴染み、旧来の紙での決裁方法に戸惑ってしまう。仕事のデータも共有のパソコンで管理しており、ネットワークが遮断されると自分の机で仕事ができなくなった

◆筆者はITの推進には大賛成だが、個人が作ったウイルスで組織の仕事がストップしてしまうことには情報化の中で不気味さも感じる。対策は困難かもしれないが、来年度には総務サービスセンターも稼動する。しっかりしたセキュリティを心から求める。(K)