選 球 眼 |
||||
2004.7.1 支持率が急降下するなか、強がっているのか、居直っているのか分からないが、本当にこの人に日本の未来を託しても大丈夫だろうか ◆「自民党をぶっつぶす」というセンセーショナルなスローガンとともに現れた小泉首相だったが「ぶっつぶされた」のは私たちの国と生活だった。景気回復は実感できず、平和憲法を無視した自衛隊の海外派兵や年金制度改悪、地方自治を破壊する三位一体改革などが「なし崩し的」に決定されている ◆「何か変だ」と感じても、議論は短い時間で切り上げられ、最後は「数の力」に押し切られる。国会は「単なるアリバイ作りのため」の機関に成り下がり、国会と国民の距離は広がるばかりだった ◆こうしたなかで行われる参議院選挙は、国民の意思を政府に伝える絶好の機会だ。「誰かが何とかしてくれる」「議員なんて誰がなっても同じ」と諦めるのではなく「かけがえの無い、自分自身の未来のため」に、必ず投票の権利を行使しよう。(K) |
2004.7.11 シェアの拡大を目的とする企業合併が大流行だ。世界的な競争を闘う業界ほど、生き残りをかけての合併・リストラは付き物だが、労働組合との誠実な対応は重要だ ◆労働組合・プロ野球選手会は10日、臨時大会を開き、近鉄とオリックスの合併について、オーナー側が強行するなら、今季中にストを決行する可能性があることを、12球団代表が決議した ◆マスコミなどで、選手会を「自分勝手」と非難する報道もあるが、球団合併は選手の雇用に関わる重大な問題で、労使交渉で解決の道を見出す必要は、プロ野球といえども存在するし、何よりもファンは合併を望んでいない ◆連合の笹森会長は、話し合おうとしないオーナーを厳しく非難。近日中にも連合と選手会の会合が行われるらしい。ファンと労働組合を無視するオーナー側の姿勢は個人的にも組合的にも許せない。本格的な争議に発展するなら、東京でもどこにでも支援に行くぞ! トラかウシの格好で。(K) |
2004.7.21 昨年だけで73億円もの金が消えている。警視庁の管内だから、東京都内だけでこの金額である。日本全国では想像もつかない金額ではないか ◆犯罪や不正のような書き方をしたが、これは昨年度、警視庁に紛失届が出された金額と件数だ。これに対し、拾得物として届けられたものは25億円で、落としたお金のうち、48億円は紛失した人には戻っていない ◆拾得物で圧倒的に多いものは傘で、全体の5分の1を占めている。次いで衣類・財布と続く。傘や衣類などは紛失した人が取りに来ることも少なく、多くは拾った人や行政機関などに引き渡され、JRなどでは「拾得物セール」などを行い、安価で拾得物の販売もしている ◆それはさておき、筆者は先週末に財布を紛失した。免許証も銀行カードも失った。警察には届けたが、統計から見ても帰ってくる可能性は低い。悲しいのでひと言だけでも訴えたい「財布だけでも帰ってきてくれ〜それが一番高いねん〜」うぅ……つらい。(K) |