選 球 眼
senkyugan  2005.6

2005.6.1

今回、なし
2005.6.11

ボーナスは会社言いなりの社員だけに支払い、目ざわりな労働組合は職制を通じて分裂させる。労働者は会社・株主の考えどおりに働かされる奴隷か

◆われわれの上部団体、連合に結集する仲間の会社で前近代的な労使関係が復活している。その会社の名前は東急観光だ

◆背景は昨年3月、株式85%の売却を受けた投資ファンドに実質的な経営権が移ったことが原因である。現にあった東急観光労組との交渉には応じず、ボーナスの支給を年2回から1回に変更、労組の脱退を強要し、東急観光労組を脱退した者にだけボーナスを支払う。都労委の和解勧告も会社は拒否し、言いなりにならない労組に弾圧を繰り返している

◆連合は全面支援を決めており、国会でも取り上げられるなど、波紋は広がっている。投資ファンドという株主が力をふるい、労働者の権利を潰そうとする今回の事件が「悪しき近代的労使関係」の先駆的事例とならないよう労組が踏ん張らなくては。(K)

2005.6.21

今回、なし