選 球 眼 |
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2005.7.1 「『オー人事オー人事』の会社でサービス残業が横行。未払いの残業代過去2年分の53億円を支払う」「電力会社でサービス残業。過去2年分、23億円を支払う」 ◆記事をボーっと眺めていたが、何かおかしい。いずれも「過去2年」である。また、どの事件も企業側が自主的に払ったようだ ◆…なんてことは無い。サービス残業代の時効が2年間なのだ。つまり、2年以上前のサービス残業代は、企業は「知らぬ存ぜぬ」である。「自主的」に支払うのも、労働者が裁判を起こし、企業の敗訴が確定すれば付加金として2倍の金額を支払う必要がある。そこで、企業は進んで「過去2年分」の「本来支払うべき金額」だけを支払うのだ ◆結局は労働者が本来受け取るはずのサービス残業代は、期間が長いほど企業にピンハネされるのだ。府では「残業の上限は年360時間」と決めたが、まさか、忙しい職場の適正な人員配置をせず、サービス残業を強要するんやないやろな〜。(K) |
2005.7.11 英国で7日に発生した同時爆弾テロは、罪の無い50人以上の市民が犠牲となるなど、その理由や背景が何であれ、絶対に許せない卑劣で残虐な暴力だ ◆冷戦終結以降、平和な世界どころか、憎しみと報復の連鎖が世界中を覆っているかのようだ。9・11に始まり、アフガニスタンやイラク戦争、スペインの列車爆破にバリ島でのディスコ爆破事件など数え上げれば、きりが無い ◆日本周辺でも国家的テロといわれる北朝鮮の日本人拉致事件の発覚など、両国間の過去の拭いがたい歴史的対立を差し引いても、簡単には理解できない問題が目の前に存在する ◆テロは、心理的恐怖心を引き起こすことで、政治的主張や理想を達成する目的で行われる暴力行為だが、罪の無い市民の命を奪う暴力に屈することなく毅然とした対応は必要だが、相手に合わせて暴力的になる必要は無い。原因を考え、粘り強い対話を通じて暴力の連鎖を断ち切らなければ、同じ悲劇は繰り返されるだろう。(K) |
2005.7.21 企業の秩序を維持するため、服務規律や使用者の指示・業務命令に違反した場合に科せられる制裁罰として懲戒処分がある ◆懲戒処分の種類として一般的に「戒告」「減給」「出勤停止」「懲戒解雇」などがあり、公務員の場合には法律に基づき、民間の場合は就業規則に基づいた処分が行われる ◆筆者の個人的な感想だが、もちろん懲戒処分に値する非行行為や、信用失墜行為を行った公務員が処分されるのは当然であるが、公務員の場合は多くが処分内容を公表され、マスコミは「ここぞ」とばかりに報道する ◆先日明らかになったフジテレビの女性アナウンサーが未成年者に飲酒させた事件で、フジテレビは処分の具体的内容を「内規」として非公表にしている。日頃から「情報公開しろ」「知る権利がある」と魔女狩りのごとく吊るし上げるマスコミさんは放送法に守られ、平均年収が1500万円の高給で、身内をかばいまくるなど「厚遇」が過ぎるんやないですか?(K) |