選 球 眼 |
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2006.11.1 はじめにやつらは共産主義者に襲いかかったが、私は共産主義者ではなかったから声をあげなかった。つぎにやつらは社会主義者と労働組合員に襲いかかったが、私はそのどちらでもなかったから声をあげなかった。つぎにやつらはユダヤ人に襲いかかったが、私はユダヤ人ではなかったから声をあげなかった。そして、やつらが私に襲いかかったとき、私のために声をあげてくれる人はもう誰もいなかった ◆ナチスによって強制収用所に送られたドイツのニーメラー牧師の告白として紹介されている言葉だ。この言葉のような不安を最近感じる ◆自民党の中川政調会長は「日教組の一部活動家は、教育基本法改悪反対のデモで騒音を撒き散らしている。下品なやり方で、先生と呼ばれる資格はない。免許剥奪だ」と労働組合を攻撃している ◆放置していては、いずれ立ち上がれなくなってしまう。厳しい時こそ小異を捨て、広範な団体との連帯、運動の強化が求められている。(K) |