選 球 眼
senkyugan  2006.3

2006.3.1

組合書記局での業務終了後、残っていたメンバーで夜食を食べに行くと、かなりの頻度で中華料理となる。メンバーにもよるが、無類のギョーザ好きがいるのだ

◆あまり「ギョーザ嫌い」という人に会ったことはないほど人気のあるギョーザ。王将派やミンミン派など多くのギョーザ流派?はあるが、最もポピュラーな食べ方である焼きギョーザは、終戦後に引き揚げてきた日本人が満州族の食べ方を広めた

◆中国のギョーザにはニンニクが入っているものは少ない。日本では戦後の物資が無かった時代に羊肉を使用しており、羊肉特有の臭みを消すためにニンニクが使われていたが、いまでは欠かせない具材となっている

◆宇都宮市が消費1位として有名で、市内には200件のギョーザ専門店が並ぶ。餃子共和国なるテーマパーク(なんの施設なんだ…?)も建てられている…と、ここまで書いて、今日もギョーザが食べたくなってきた…王将でも寄って帰るかな。(K)
2006.3.11

親知らず(おやしらず)とは、いうまでも無く奥歯のさらに奥に生えてくる歯で、多くの場合、周辺の歯や口内に悪影響を与える厄介な存在だ

◆正しくは「第三大臼歯」と呼ばれるもので「親知らず」とは、だいたい20歳ぐらいで生えてくるので、昔は生えてくるころには親が亡くなっていることが多く「親知らず」と呼ばれている。英語ではウィズダムトゥースとも呼ばれ、物事の分別がつく年齢に生えてくる歯とも言われている

◆原始時代では人間が固い肉を食べるために親知らずは必要だったが、時代とともに加工された軟らかい物を食べるようになり、あごが弱く小さくなった。そのため、親知らずの生える場所がなくなり、周辺を傷つけているのだ◆親知らずがあるのは人間が進化している証とも言える…。と、言いたいところだが、ついさっき歯医者で親知らずを抜歯してきた。麻酔も切れてきて、こんなことでも書いて痛みを紛らわさないと辛抱できん…うぅぅ…。(K)
2006.3.21

生活保護受給者・母子家庭などを対象として授業料の減免を受ける高校生が急増中らしい。全国の公立高校で授業料の減免を受ける比率が最も高いのが大阪で、全国平均は8・8%だが、大阪は24・6%となっている

◆文芸春秋は東京都足立区に焦点をあて、小・中学生の就学援助率についてのルポを掲載している。就学援助金を全生徒の42%・約2万人が受給している足立区は、生活保護費の支給も全国の1%を占め、生活保護費だけで区税収入とほぼ同額の330億円を支出している

◆区側は否定するが、生活困難による学力低下が見られている。学区外通学を認めている足立区では、中流層以上の児童は学区外の「優秀と呼ばれる学校」に通学し、バス代も払えない児童は「どうせ俺らの学校は……」と、将来を悲観しながら地元で通学している

◆政府は「景気は回復」というが、恩恵を受けているのは一部階層でしかない。こんな格差拡大社会を望んでいるのは誰なのか。(K)