選 球 眼
senkyugan  2007.12

2007.12.1

太田知事が3日、来年1月に執行される大阪府知事選挙に立候補を行わないとの意向を表明した。自治労府職は過去2度の知事選挙で太田知事を推薦し、労使として立場の違いはあるものの、府政をともに進めるパートナーとして府労連などと共同し、取り組みを進めてきた
◆太田知事への多額の講師謝金や、家族の住まいを事務所として家賃を支払うなど、不透明な金の動きに対する府民からの批判は厳しく、職員に対し率先垂範する立場からも今回の出馬辞退は当然であるが、推薦を行った自治労府職もその責任は免れない
◆今後は政党や連合大阪を中心に候補者選定が進められることとなるが、自治労府職としては、府民ニーズにマッチした政策を持ち、依然として厳しい府財政にメリハリを利かせて再生を図る展望が示せ、ともに政策を進める職員に向き合うことができる候補者の登場を期待し、庁内の閉塞感を解消するため、上部団体に結集して取り組みを進める。(K)