選 球 眼
senkyuugan  2000.10

2000.10.1

ハァーハッハッハ」と(N)さんの笑い声は豪快だ。これまで選球眼を執筆いただいた(N)さんの元気な笑い声は職場や組合の仲間を活気づけてくれていることだろう。(N)さんのバイタリティあふれる人柄と人望の厚さに感動しながら、毎回選球眼を楽しみに機関紙編集していた。その自分がいざ、担当することになって慌てふためきながら書き始めている

◆(N)さんはそのデッカイ体とおっきい心で「ワーッとデーッと」行動し、とくに若いもんの組合活動を支えてくれた。(N)さんは常々「若いもんが元気出してこそ組合や。たまには言い争いになったとしても、夜な夜な酒でも酌み交わしながら語り合えたらその和は広がっていくもんや」と熱く語る

◆いま職場をみても組合をみてもその若いもんが少なくなっていることに不安を覚える。仕事にしても組合にしても次の時代を担うはずの青年層が薄くなってしまってはこの先の展望も開けない

◆これから自治労府職は関係労組としてさらに組織を強めるため活動を始める。青年層の盛り上げが重要になってくる。これからも(N)さんのご苦労に感謝しつつ、その言葉を噛みしめていきたい。(T)






2000.10.11

21世紀には、いや、2001年には人は自由に宇宙を行き来してるんだなぁと子ども心にワクワクしたが現実は……

▲今朝、「ズームイン朝」のニューヨークレポートでスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げが天候不順で再延期になったことを知っているかとニューヨーカーに聞いていた。しかし答えはいずれもノーで、その関心が薄れていることを知らされた

▲今回の計画は日本人の若田光一さんも再度、搭乗し国際宇宙ステーションの組み立てに従事するという壮大なスケール。にもかかわらず日本でもあまり報道されていない

▲米国の宇宙開発事業は1961年にマーキュリー3号が有人宇宙飛行に成功したことをきっかけにアポロ計画(有人月面着陸)に進んだ。しかしあまりの予算の膨大さに17号で打ち切られ、スペースシャトルも同様に、米国以外の宇宙飛行士を搭乗させて出身国からの出資を募る方法に変わっている

▲ニューヨーク万博跡地には歴史的価値のある先述の宇宙ロケットが朽ち果てた姿で放置されている

▲予算を有効に使うための公共事業の見直しは身近な話題だが、宇宙開発の壮大な計画は果して生きている間に実現するのだろうか。(T)



2000.10.21

突然、台所の食器棚があき、中の食器が勝手に飛び出す。カーテンが独りでに開く。家中がなんとも言えない音できしむ。コンセントにつながっていないドライヤーまでもが勝手に動き出す。岐阜県のとある町営住宅で起きた怪現象は、その異様さに体調を崩して入院する住民まで出ている

◆ドイツではこのような現象をポルターガイスト(騒がしい霊)と呼び、その奇怪な様子は映画でもお馴染みだ。物体が空中を飛びまわり、家具や窓が割れる。映画では子どもがテレビに吸い込まれるといった恐ろしさ

◆常識では考えられない光景だが、岐阜の町営住宅では複数の住民が怪現象を目撃、その恐怖を語っている。科学的・客観的にみると、欠陥住宅ではないのか。はたまた電磁波(強力なものは電気製品・電子機器のみならず人体に影響を及ぼす恐れがある)の影響もあるのでは。と霊的なものが怖くて信じたくない自分はそう思いたい

◆コンセントに差さなくても動くドライヤーがあれば電気代が安くて済むと野暮なことを考えている場合ではない。住民の皆さんの心中をお察しする。一日も早く原因追及ができて、安心して暮らせる住宅に戻ってほしい。(T)