1999年12月28日


大阪府知事職務代理者
木村 良樹 様

自治労大阪府職員労働組合
執行委員長 永久 章

「新たな人事制度の導入について」の申し入れ


 府政を取り巻く厳しい環境の中、日ごろからの府政推進に対して敬意を表します。
 さて、12月16日に人事当局から提示されました「新たな人事評価制度」につきましては、私たち府労連(大阪府労働組合連合会)に結集する組合は、公務における『成績主義導入』に反対する立場を明確にし、検討にあたっては府労連との協議を確認してきたところです。
 今回提示された案は大きな問題をはらんでおり、容認できません。つきましては、下記内容についての貴職の見解を明らかにされるよう申し入れます。



1、今回示された人事評価制度は、基本方向として「評価基準の統一・明確化、双方向性の確保、公正な評価」を記していますが、その内容を踏まえた案にもなっていません。現行の人事評価制度の問題点を明らかにし、その総括を示すこと。
2、示された案は、「昇給制度・勤勉手当の成績率への反映」を企図したものであり、定期昇給24月延伸等の給与抑制措置中の人事評価制度の導入提示は、言語道断です。人事評価制度という重要な問題を性急に結論付けるのではなく、労使の十分な協議が必要です。協議が整うまで実施しないこと。


以 上