機関紙「自治労府職」

 2000年2月1日号 

大阪府知事選挙 投票日は2月6日
太田さんラストスパート
予断許さぬ選挙戦・太田候補必勝に全力で

友人・知人に支持の輪広げ

組合員の皆さんへ。
 自治労府職は、今回の大阪府知事選挙において「太田房江さん」を推薦決定し、この間の取り組みに積極的に参加しています。
 選挙情勢は中盤から終盤に移りつつありますが、太田陣営は予想以上に非常に厳しい位置にあるとの分析が、マスコミなどから観測されています。政党四党推薦、経済界・連合推薦だから楽勝の雰囲気があるようですが絶対にそのような状況ではありません。このような厳しい情勢を打開するため、さらに組合員とその家族の方々のご理解とご協力が不可欠と考えています。
 危機的な大阪府の状況が、一党に偏した知事のもと一層、混迷の状況へと陥るのか、厳しいながらも、幅広い府民や職員との論議を徹底して、再生の光を見出すことができるのかの岐路に立たされていることを、ぜひともご理解いただき、最後まで全力を尽くしていただくよう心からお願いいたします。


2000年2月1日
自治労大阪府職員労働組合
永久 章

 

日増しに高まる府民の声
      太田房江さんの重点政策
            府政しっかり、ええとこ大阪

ふきとばせ、不景気
 しっかりした府政を展開し、大阪の自信と経済の活力で世界一の大阪をめざします。大阪府・市協調により大阪オリンピックの実現をめざします。
 @しっかり府政の実現のための行財政改革の推進
 A産業の発展、雇用改善のためのしっかり産業・雇用基盤づくり
 B府民の知恵と力を結集した参加の府政、透明度の高い信頼される府政の推進
 ささえよう、安心
 みなさんが安心できる大阪をつくります
 Cお年寄り、子どもたちをはじめすべての府民が「夢と安心」を持てる健康福祉社会の実現
 Dやさしい都市基盤、生活基盤と安全(災害に強い・犯罪のない)な街づくり
 E21世紀を担う子どもたちをはぐくむ教育の推進
 F地球環境にやさしく、豊かな自然をはぐくむ環境政策の推進
 Gすべての人の人権が尊重される社会づくりと、女性がいきいきと
働ける協働社会づくり
 ええとこ、大阪
 大阪ルネッサンスで、世界一の大阪をめざします
 Hユニークな大阪文化の蓄積、発進のための文化振興
 Iさらなる国際化の推進と、広域圏「西日本」の連携

東奔西走、太田房江さん

大阪府知事選挙は1月20日に告示され、2月6日の投票日まで選挙戦が行われる。自治労府職・府労連が推薦する太田房江候補も府内を東奔西走、昼夜を問わず元気いっぱいに支援を訴え続けている。
 太田さんは「愛する大阪を内からも外からも見つめ続けてきました。今、苦境にあえぐ大阪を立ち直らせるために、これまでの行政経験を生かし、行財政改革と景気回復をバランスよく両立させる、しっかりした府政を実現します。最小のコストで最大の満足が得られる自治体に大阪を復権させるため、2月6日には先頭でテープを切らせてください」としっかりした口調で語り継いでいる。
 2月6日は、21世紀の大阪づくりを決める重要な投票日。自治労府職は府政の再生にむけた取り組みに棄権のないよう訴える。
太田房江さんの経歴
 1951(昭和26)年6月26日生まれ。東京大学経済学部卒業後、通産省に入り、石油ショック後の日本の産業政策立案にかかわるとともに、労働時間短縮や不況時の住宅政策づくり、PL法、高齢者問題、外国人労働者問題など国民生活に直結する仕事に取り組む。中小企業庁や国土庁への出向で中小企業問題や地域振興に全力をあげる。94年近畿通産局(大阪)初の女性部長を務め、阪神・淡路大震災で通産省のボランティアを組織し、その先頭に立つ。97年から岡山県副知事として女性施策や地方財政再建に奮闘した。


自治労府職2000年春闘方針(案)官民一体で春闘スタート
自治労中央委   秋の確定期を見据え   春闘期の取組に全力

 自治労第120回中央委員会は1月27〜28日に東京で開かれ春闘方針を決めた。
 あいさつで榎本委員長は、今春闘の課題について@戦後、働く者がつくりだした「公共財」として春闘の存在が問われている。春闘の再構築にむけ官民の力を合わせて闘う、A自治労・公務員部門としては、99確定ではマイナス勧告に加え、人件費削減などの厳しい攻撃がかけられたが、人勧制度の形骸化を許さない闘い、さらに、評価制度・退職手当が人事院協議の遡上にのぼり、給与制度全般にわたる個々の課題への対応が求められる。春闘・人勧期・確定期と秋のたたかいを見据えての春の取り組みが重要、B間近に迫った総選挙では、民主党を機軸に民主・リベラル勢力の前進のため万全の体制づくりを、C組織強化・拡大の取り組みとして春闘を通じて介護関係労働者30万人の組織拡大を、と訴えた。
 討論では、@人事院が進めている能力・成績主義の導入問題、A政治課題の総選挙闘争方針をめぐって多くの意見、要望がだされた。大阪からも自治労府職の永久委員長が発言、国費職員の身分移管闘争の報告と、総選挙闘争・府知事選挙について「大阪5区の稲見必勝に全力をあげるとともに、その前哨選となる大阪府知事選挙について太田房江さんを推薦し全力をあげて当選をめざす。知事選については、共産党、自民党大阪府連の候補者との厳しい状況にあるが、労使関係にもかかわって何としても勝利しなければならない」と中央と全国の仲間に支援、協力を強く訴えた。

春闘方針(案)へ   春闘要求書(案)へ

人間ドック募集開始   職員の健康管理

自治労府職は毎年「予算編成に向けた職場改善、健康管理・福利厚生の充実についての要求書」を提出し、折衝・交渉を行い要求内容の実現を求めている。特に予算の一律マイナスシーリングが続く中で、職員の健康管理の事項について低下させることのないよう強く求めてきた。
 今回、募集開始となった次年度人間ドックは、その募集人員、内容など昨年から後退させることなく実施となっており、一定この間の要求を反映したものになっている。
 わたしたち働く者にとって「健康」は何物にも替えがたい事項であり、今後とも職員・組合員の健康管理についての取り組みを強めていく。

民事・刑事公判開かれる   今春には判決か
自治労団生不正請求

自治労団体生命共済不正請求の民事訴訟の公判が1月25日開かれた。民事裁判については、自治労本部が被告に対して1億6千万円にのぼる総額損害賠償請求を行っていたが被告側から「財産を全て処分し賠償金に充てる」ことが表明され、この間、協議が続けられ、1月25日、和解に至った。
 最終到達した内容は@自治労中央本部として、この間、損害賠償請求を行っている約1億6千万円についてその賠償責任を認めた上で、被告が財産を処分した金銭約7千9百万円を支払う、A自治労に対して多大な損害を与え信用を害したことを謝罪し、今後、関係組織に一切迷惑をかけないことを誓約する、B和解後3年間に財産の隠匿が判明した場合は、本件賠償責任を負う、などの内容。
 また、28日に開かれた刑事裁判公判では、被告人側から2人の情状証人が証言した後、検察側からの被告人質問が行われた。次回公判は、2月23日に開かれる予定。その中で論告求刑、最終弁論を行い、今春には判決に達する見込み。

自治労セット共済(団体生命共済長期共済学資共済)  臨時募集のお知らせ

募集期間 2月14日〜3月10日 
(効力発効日は4月1日。共済期間は2001年3月31日までの1年間)
〈募集内容〉
◎団体生命共済
 新規加入
 (組合員・配偶者・子 供)
◎長期共済
 新規加入
◎学資共済
 新規加入
※詳細は次号


3月10日まで募集期限