機関紙「自治労府職」

 1999年11月1日号 

府労連、99年末闘争方針・要求書(案)  

府労連、山田知事セクハラ訴訟で二度目の申し入れ 申し入れへ

青年部・女性部   決意新たに新年度役員選出

任期満了に伴い、10月 日に告示された青年部、女性部の2000年度役員選挙が10月28日に行われ、即日開票の結果、圧倒的な信任で新三役が選出された。得票数は次のとおり。
■青年部長   向井 彦(信任480・不信任1・無効8)
■副部長    小田 晃之(信任475・不信任5・無効9)
■書記長    黒田 真史(信任477・不信任3・無効9)
■女性部長   上野万里子(信任1007・不信任9・無効9)
■副部長    渡部 和美(信任1008・不信任7・無効10)
          岡本 実加(信任1003・不信任7・無効15)
■書記長    阪田 淑子(信任1006・不信任9・無効10)

人事課「組織のあり方」を提示   組織・人員への影響も  当局提案へ

10月25日、人事課から府労連に対して「業務執行体制の見直し(課長補佐制度の導入)について(案)」の提示があった。
 人事課の説明では、各部の意見集約を11月5日までに行うこととしており、そのうえで「平成12年度行政運営体制について」の通達に盛り込むとしている。
 府労連は、今後の組織のあり方や、人員配置等に影響を与える観点から問題点の集約を行い、取り組みを進める。

99現業統一闘争   現業評議会が交渉

自治労府職・現業評議会は10月28日、人事課・職員課と団体交渉を行い、当局は10月5日に提出した要求書について回答した。
 交渉では井上事務局長が回答の不明瞭な点について指摘し、さらなる誠意ある回答を求めた。また、中西議長が「昇給24月延伸や職場の合理化など職員の意に反する提案が実行され続ける一方で職員の切実な要求に対する誠意ある回答としてなかなか前に進んでいない。欠員の早期補充や、退職年齢の引き上げなど安心したくらし、職場づくりができ得る回答を」と強く訴えた。
 99現業統一闘争は「現業職場の直営を堅持し、公的サービスの拡充に向けて人員と予算の確保を行う」ことを闘いの統一指標として展開されている。
 自治体財政の深刻な状況を口実にした事務事業の委託や人員削減提案には断固とした強い取り組みで要求前進をめざす。

反動政策許さない市民運動を
大阪平和人権センター「周辺事態法の発動を許さない10・28大阪集会」

大阪平和人権センターは国連軍縮週間の取り組みとして10月28日、中之島の剣先公園で「周辺事態法の発動を許さない10・28大阪集会」を開いた。自治労府職も各支部から198人が参加して、会場には8000人が集まり熱気ある集会になった。
 主催者代表の上坂理事長は政治をめぐる反動的な状況に触れ「われわれは戦前、戦争に協力するハメになった苦い経験をもっている。何としても平和を守る運動を続けていかなければならない」とあいさつ。会場には民主党府連副幹事長の稲見哲男氏、社民党衆議院議員の辻元清美氏が駆けつけ怒りの決意を表明。参加団体からも周辺事態法、日の丸・君が代問題、盗聴法問題について反対運動への決意が述べられた。
 周辺事態法の適用を許さない集会決議を採択し、中央郵便局までデモ行進しながら平和を訴えた。

「やる気」調査に申し入れ  人事課 「当局責任で実施」

10月25日、人事課は職員の意識調査として「『やる気』の現状把握アンケート」実施を府労連に提示した。
 府労連はその内容について、@調査の動機として職員にやる気がないと見ているのか、A民間会社との共同事業では調査データを民間企業が持つことになり府の主体的調査と受け止めにくい、B成績主義導入の検討に活用されるのではという懸念がある、C個人の『やる気』の問題点を把握する方法としては一方的すぎる。組織の問題点が把握できる設問になっているかD調査結果の具体的な活用方法が不明、などの問題点を指摘。
 人事課は、@府の現状のなかで職員1人ひとりが『やる気』をだして府政を推進することが必要。「やる気がなくなっているのでは」との指摘に対してデータがない。民間企業のノウハウを活用した調査で現状について把握できると考える。A調査方法は職員への配布・回収作業を人事課が行い、データ入力・解析は民間2社が行う。3者契約で企業側には守秘義務を課す。データ利用は3者が協議して行うことを契約書に記載する。B府のデータ活用方法は未定。「環境」をどう変えるかという検討の材料になると考える。と説明した。
 府労連は、その目的・活用方法が不明確で理解しがたいが、当局責任で実施されることについて、次のとおり申し入れた。
 @成績主義導入の検討と切り離すこと。
 A職員に提出を強制しないこと。(個別対応は行わないこと)
 Bアンケート結果について個々・個別の企業・団体と比較しないこと。
 C調査会社による独自の公表をさせないこと。

11月7日(日)は大和川まつりへ   自治労府職模擬店も

大和川の水質浄化整備をいっそう推進するため、今年も大和川・石川まつりが開かれる。自治労府職も当日は地ビールやポップコーン、綿菓子などを模擬店で販売。他にもイベント盛りだくさん。大和川を美しい川にする取り組みに家族そろってご参加ください。
【日時】 11月7日(日)
午前10時30分集合
【場所】 松原市天見北4丁目付近の大和川河川敷
(近鉄南大阪線「河内天見」駅下車、北へ徒歩約10分)
 詳しくは自治労府職本部まで。

再建10周年記念・支部対抗軟式野球大会
税務、社保が決勝進出

秋晴れの10月24日、寝屋川公園第2球場。永久委員長の始球式で幕をあけた自治労府職再建10周年記念・各支部対抗軟式野球大会には6チームが参加して白熱した試合を展開。決勝戦を除く4試合が行われ、税務、社会保険両チームがそれぞれ決勝に勝ち残った。 球場は設備が整い、10周年記念大会らしく試合開始のサイレン、得点・カウントは電光掲示板で表示するなど本格的。試合が進むなか「あのカウント表示、ちゃんと光ってるで」と気づかなかった選手の声も。

【第1試合】
税  務 01421 8
建  設 01000 1
 2回、1点を先制された建設チームは山岡選手のヒットなどから同点に追いつき、接戦かと思われたが、3回、税務チームは相手のエラーからチャンスをつかみ、国安、亀坂、深井各選手の連打などで4点を追加。その後も追加点を重ね準決勝に進出。

【第2試合】
環 農 水 00000 0
社  保 7132× 13
 社会保険チームは初回から環境農水チーム尾本投手に襲いかかり、打者一巡の猛攻で7点を先制。4回には清田選手がセンターオーバーのランニングホームランで今大会唯一のHR賞を受賞。毎回得点の強力打線と石川投手の好投で準決勝に駒を進めた。

【準決勝第1試合】
税  務 26302 13
 01001 2
 「親睦野球て聞いて来たのに、みんなユニフォームなんか着て真剣やん」とは府立病院・臼井選手の弁。
 1回戦不戦勝の福祉・府立病院連合チームは税務チームのエラーなどで2点を奪取したが、税務は容赦ない攻撃で13点の大量得点。安定した攻守で決勝に。

【準決勝第2試合】
保・中 002000 2
社 保 000034 7
 保健医療・中宮合同チームは3回、植田、小田両選手の連続2塁打などから2点を先制。エース植田投手が4回まで社会保険の強力打線を抑えこみ、決勝進出の期待がふくらんだ。が、5回、疲れが出始めた植田投手に社保の底力が爆発。絹田、奥野、大森各選手の連打などで逆転し決勝へ。

決勝戦は後日開催、 決勝戦は日程調整のうえ後日、行われる。果たして府本部大会へのキップを手に入れるのはどちらか。